処刑!メガレッド 第25話
チュッ、クチュッ、クチュッ…
「…ふ…ん…」
そして時折、その音の間から漏れる息遣いも聞こえる。
健太は今、裕作に覆い被され、その唇を蹂躙されている。
裕作はいとも簡単に健太の口を抉じ開け、その中に自分の舌を滑り込ませた。
そして健太の全てを味わうかのように、口の中を蠢きまわっていた。
やがて裕作の右手がスーツ越しに健太の左胸に達した。
そしてその指先で小さな突起を弄り始めた。
「…ううッ、…んんッ!!」
健太は目をギュッと閉じ、その攻撃に耐えようとする。
しかし裕作の方が一枚上手だ。
健太の性感帯を確実に責めてきていた。
思わず腰を跳ねらせる健太。
(…き、…気持ちいい…)
次第に意識がぼんやりしてくる健太。
「…健太…」
裕作が不意に健太を見つめる。
その優しい顔付き。
健太は思わずドキッとした。
「もっと気持ち良くしてやるよ」
裕作はそう言うと唇を離し、ゆっくりと健太の体を下りた。
そして胸のところで止まると左胸を弄っている手はそのままに、右胸の突起にチュッと口づけた。
「はうッ!!!!」
健太の体が一瞬仰け反る。
強烈な電撃が健太を襲った。
ビュッ!!
なんと、胸に口づけられただけで健太は射精していた。
「やっぱり元気いいなぁ、健太のおチンチンは!」
裕作がそう言って笑う。
「どれ、もっと気持ち良くしてやるよ!」
裕作は健太の胸の小さな突起への愛撫を繰り返す。
左は指で、右は唇と舌で。
ピチャピチャという淫猥な音が響いた。
「…んッ、…ああッ…、…あああッッ!!」
(…お、俺のッ、…ペニスも…、…弄ってくれええッッ!!!!)
「…かなり感じてるみてえだな…」
健太への胸の攻撃を一度止めた裕作が、チラリと健太の下半身を見た。
そして、
「…イきたいか?」
と尋ねてきた。
「…あ、…うう…」
健太は口どもる。
本当はすぐにでも「イかせて下さい」と言いたかった。
しかし…。
「…うう、…うああ…」
頭がおかしくなりそうだった。
まるでお預けを食らっている犬のような感じだ。
目の前には自分が尊敬する人がいて、その人が自分の感じやすい所を責めてくれている。
「言わないとイかせてやらねぇぞ?」
「…うぅわああああッッッ!!!!」
半ば狂乱して健太が叫んだ。
一匹の野獣としてはイきたくて扱かれたくて、気持ち良くなりたくて仕方がない。
しかし人間としてはそのようなことを言うことが出来ない。
(…く、…くそぉ)
健太は自分の行為を呪った。
いつの間にか涙が後から後から零れていた。
「…イ、…かせて…」
「ん?」
「…裕作さん…。…俺のチンチンを、…扱いて下さいッ!!…イかせてくれえええッッ!!!!」
その言葉に反応するかのように、裕作が再び健太の大きく勃起したペニスを握り締めた。