処刑!メガレッド 第18話
「…喉が渇いた…」
瞬が呟いた言葉に健太は一瞬耳を疑った。
いきなり何を言い出すのかと。
すると瞬は入口付近にあるインターホンに近付いた。
『お呼びでしょうか、瞬様?』
インターホン越しに部下らしき男の声がする。
(…やっぱり。…この声、どこかで…)
朦朧とする意識の中、健太はその声の主を知っているような気がしていた。
「喉が渇いたんだよ。5分後くらいにいつものを持ってきてくれ」
『かしこまりました。本日のクリームはどうされますか?』
「今日はここにあるのを使うよ」
そう言うと瞬はインターホンを切り、ニヤニヤしながら健太に近付いた。
「…な、何だよ、瞬…?」
「なぁ、健太」
すると瞬は突然、健太に体を密着させ、健太の胸や腹を指で撫で始めた。
「…んッ、…ああッ!!…なッ、…何すんだよッ、…変態ッ!!」
健太がびっくりして声を上げた。
しかし瞬の指の動きは一瞬のうちに健太を快楽地獄へ引き戻した。
「…あッ、…ああッ…!!」
瞬の指が敏感なところを触れるたびに健太が喘いだ。
更に健太のペニスにはドクドクと発射準備のための精液が装填されていく。
(…キ、…気持チイイ…。…瞬、…モット…、…モット…!!)
「なぁ、健太。俺の部下になってくれない?」
瞬が放った言葉に我に返った健太。
「だッ、誰がてめえの部下になるかよッ!!…おッ、俺は、負けねぇぞッ!!」
「何に負けるの?」
瞬がニヤニヤして言う。
「ホントはさ、こうやって毎日気持ち良くなりたいんだろう?強がっているだけで、ホントは毎日こうやって苛められて気持ち良くなりたいんだろう?」
「…ッ!!」
見抜かれていた。
本当の気持ちを瞬に。
「…い、いやだ…」
健太が俄かに震え始める。
既に健太の頭の中はおかしくなっていた。
地球を守っていた正義のヒーローとしての理性と、瞬の下僕に成り下がってでも快感を貪りたいという野獣のような性欲。
その性欲に理性が押し潰されそうになっていた。
「…もうッ、…もう止めてくれえええッッッ!!!!」
遂に叫ぶ健太。
「…ふぅん。じゃあさ、こんな事をされたら考えが変わるかな?」
そう言うと瞬はいきなり健太のペニスを鷲掴みにした。
「…あッ、…やッ…!!」
健太が情けない声を上げる。
「お前のクリームを貰うよ、健太!」
瞬はそう言うと健太のペニスを荒々しく扱き始めた。
「うぐわあああっっっ!!やッ、止めてくれえええッッッ!!」
「今まで散々弄られてきたからすぐに発射出来るだろうッ!?」
「…おッ、…俺はッ、…まッ…、…ちッ、ちくしょオオオッッッ!!!!」
ビュクッ!!ビュクビュク…ッ!!
健太が絶叫した瞬間、それまで健太の内部で濃縮されていた精液が一気に発射された。
次の瞬間、瞬がそれを手で掬い始め、と同時に入口が開き、男が瞬にコーヒーカップを差し出した。
「ありがと、裕作」
「!?」
健太絶句。
忘れるはずがない。
一緒にネジレジアと戦った仲間がもう1人目の前にいる。
「健太!」
瞬の声に振り返った健太は目を見張る。
自分が放った精液を瞬がコーヒーにトロトロと注いだのだ。
「うぅわあああっっ!!」
健太には叫ぶしか出来ない。
「そうそう。言い忘れてた。こいつは俺の部下の裕作」