悪夢のループ 第2部第8話
「…う…ん…」
走がうっすらと目を開けた。
クチュ、クチュクチュ、ニュチュ…
淫猥な音が響いている。
「…あ、気が付いた?」
走の横にテツがいる。
そしてテツが走のスーツの上から腹や胸を押していたのだ。
その際に、スーツの中に吐き出された精液が摩擦力を失い、滑るように移動する。
そのたびに淫猥な音を立てていたようだった。
物凄い淫臭が倉庫内に漂っている。
「なッ、何してんだよッ!?」
走が思わず叫ぶ。
「何って…。お前のスーツの中のスライムで遊んでるんだよ!」
そう言いながらテツはツンツンとそれを突付く。
ニチュ、チュク、グチュ…!!
「…あッ、…あッ!!…やッ、止めろォォッッ!!」
「ねぇ。ガオレッドぉ」
テツはそう言いながら走の足元に移った。
「もっと気持ち良くなりたいでしょ?」
そう言いながらゆっくりと走の股間の膨らみを撫で始める。
「あッ!!」
突然のことにピクリとさせる走。
「…て…め…え…!!…んッ、…く…ウウッ…!!」
走は股間を触られ、ビクビクと体を反応させる。
「アハッ!元気だねェ、ガオレッドのここは!」
テツは走の股間の感触を楽しんでいる。
と、その時だった。
「お楽しみのようだな、走ぅ」
扉が開き、岳が入ってきた。
その後ろにはダークオルグがいる。
「よぉ!エネルギーは充分に出せたかね?」
ダークオルグがニヤニヤしながら尋ねる。
「…てッ、…てめぇ…ッ!!」
怒りに体を動かそうとする走。
だがどんなに足掻いても腕の束縛は外れることはない。
「フフフ。無駄だよ。お前はかなりエネルギーを吸い取られている。そして精神的にズタズタになっている。それではその束縛は外せん」
すると走の横に岳がツカツカとやってきて腰を下ろした。
「これからお前をもっと精神的に追い詰めてやるよ。おい、テツ!」
岳はテツを呼んだ。
「走の足をしっかりと固定しろ」
「ろじゃー!」
テツが走の足をぐっと掴んだ。
「なッ、何をする気だぁッ!?」
口では怒鳴る走。
しかし怯えの表情は誤魔化されなかった。
「これが何だか分かるか、走?」
岳がペットボトルに入った液体を見せる。
そしてそのフタを開けた。
途端に放たれる強烈な匂い。
その匂いに走は思わずえづく。
「これをお前に注入するのさ」
ゆっくりと走のスーツの前を開く。
「…や、…めろ…」
俄かに震え出す走。
「フフフ。…やれ!」
ダークオルグが威勢良く言う。
「やッ、止めろォォォッッッ!!!!」
走が絶叫する。
そんな走の声を無視し、岳はそのペットボトルをひっくり返した。
ドボッ、ボタボタドロドロッ、ドボォァッ!!
「ぐわああああっっっっ!!!!」
冷たい粘着質の液体が走の体に流れてくる。
みるみるうちに走のスーツが光沢を失った。
「スッゲェ!グジュグジュだぁ!」
テツが大喜びする。
そして走の体中をグイグイと押し始めた。
ジュル、…ジュボ…、…ブシュッ!!
体中の精液のスーツが動き、無気味な音を出す。
そして時折、スーツの首の部分から飛び出し、走の顔を汚す。
「…あ…、…あぁ…」
為す術もなく、精液漬けにされる走。
すっかり抵抗力を失い、呆然としている。
「やれやれ。ガオレンジャーの果てがこれか。…おや?」
ダークオルグは走の股間を見てニヤリとした。
「…どうやらまだ満タンにはなっていないようだな。あと少しなんだが…」
ちょっと困ったような顔をするダークオルグ。
「ではオレがヤツをイかせましょう!」
そう言うと岳が走の足もとへ行った。
「うむ。そうだな。もう1発射精させれば満タンになるな」
ニヤリとするダークオルグ。
「そして最大のショーが始まる…」
呟いた言葉は誰にも聞き取れていなかった。
そうする間にも岳は走の股間をぐっと握った。
「うぐッ!!」
痛みで顔をしかめる走。
その股間は少し萎え始めていた。
「お前の体を精液で満タンにしてやるよ…」
そう言うと岳は、走の股間をゆるゆると扱き始めた。
「…ああ…、…ああ…、…ん…あ…!!」
その動きに合わせて声をあげる走。
「!?岳さんッ!?」
最初に異変に気付いたのはテツだった。
「ヤツの股間!」
テツが指を指す。
「?」
それを認めた岳。
途端に吹き出した。
「スゲェ!走のココから噴水が起きてるぞ!」
まるで乳搾りのように、岳が走の股間を上へ扱き上げるたびに、トロッ、トロッと精液がそこから溢れ出しているのだ。
「…あ、…あぁ…!!」
羞恥に顔を真っ赤にする走。
「フフフ。もっと出してやるよ!」
そう言うと岳の表情が変わり、走の股間をこれでもかと言うくらい激しく扱き始めた。
「うぐっ!!ううっ、うぅわあああああっっっっっ!!!!」
走の絶叫が耳を劈く。
「うがあああああっっっっっ!!ああああああっっっっっっ!!」
走の声が徐々に上ずってゆく。
「ああああっっっ!!イっ、イクゥゥゥッッッ!!!!」
ドブッ!!
次の瞬間だった。
ビッ!!
鈍い音が響いた。
ニュボァッ!!ドブッ!!ドバドバッ!!ドプッ!!ドボドボドボァッ!!ニュブッ!!ニュボッ!!
爆発音のような音が聞こえたかと思うと、走のスーツの股間が一気に裂けた。
そしてそれまでそこに溜まっていた精液が一気にマグマのように吹き上げ、かなりの高さまで飛んだ。
ビチャッ!!ビチャビチャ…ッ!!
そして勢い良く飛んだそれはかなりの範囲に飛び散った。
「ハァッハッハッハ!!!!素晴らしいッ!!これぞ最大のショーだ!!」
ダークオルグが盛んに拍手をする。
走のスーツの股間が破れ、そこからドロドロと精液が零れ落ち、それは走の周りで真っ白い海を作っていた。
そしてそのスーツの破れ目からは走自身が飛び出し、真っ直ぐに天を向いて勃っていた。
そこからはヌメヌメと走の精液と先走りが溢れ出し、それに絡み付き、淫猥な光景を作り上げていた。