悪夢のループ 第2部第6話


…チュブ、…ズチュ…

(…う…)

ゆっくりと意識が戻ってくる。

(…オレ、…どうしたんだっけ…?)

ぼんやりとした意識の中、走は考えてみる。

(…岳と遊園地で待ち合わせをして…、…オルグがいて…、…岳が襲い掛かってきて…)

うっすらと目を開ける。

…ズチュ、…ズチュ…!!

(…!!)

意識がはっきりした時、走は自分の置かれている状況に言葉を失った。
目の前で何かが蠢いている。
生温かい、黒いものが目の前を上下している。

「…んんんーーーっっっ!!!!」

あまりの光景に思わず声をあげる。

「…お、気付いたか、走ぅ?」

自分の足元の方で声がする。
そしてその声の主と目が合った。
岳だ。

「お前が気絶してるからさぁ、目を覚まさせようと思ってやっただけなんだけど…」

ズチュ、ズチュ…!!

さっきから淫猥な音が聞こえている。
その正体はなんと、岳の股間。
それが走の口の中で上下していたのだ。

「んんんーーーっっっ!!!!」

走はパニックに陥っていた。
自分が気絶しているうちに岳が信じられないことをやっていたのだ。
だがどんなにバタバタさせても何故か逃げられない。

「ああ、無理無理。お前の足はオレが握ってるし、お前の両手は縛り付けてあるから。ほら!」

岳が顎でしゃくる。
それを見た走は言葉を失った。
倉庫の太い柱と自分の腕とが太いロープで繋がっている。

「で、お前を目覚めさせるためだけだったんだけど、こりゃ、無理だわ」

岳の腰の動きが少しずつ早くなっていく。

「…もう…、…限界…!!」

岳の腰の振り方が物凄く速くなる。

「…うっ、…あッ、…ああああっっっ!!!!」

ドブッ!!ドブッ!!

岳が射精した。
しかも走の口の中に。

「んんんんーーーーッッッッ!!!!」

走の目から涙が溢れる。
苦い精液が口の中に充満する。

「…ハァ…、…ハァ…」

岳が荒い息をする。

「…ふぅ…」

一つ呼吸を置くと、ゆっくりと股間を走の口から抜いた。

…ニュチュ…!

淫猥な音がした。
走の顔が僅かに動く。

「おっと!」

走が岳の精液を吐き出そうとしたその時だった。
テツがそんな走の頭をしっかりと押さえた。

「…飲めよ!」

走の足元へ移動した岳が冷たく言い放つ。
一瞬、耳を疑う走。

「オレのエネルギーだぞ?しっかり飲み干せよ。どうせお前のは吸い取られるんだから」

岳がニヤリとする。
するとテツが走の鼻と口とを摘んだ。

「ほぉら、岳さんのを飲み干さないと呼吸できないよ?」

走が顔を動かそうとする。
だが、テツがしっかりと押さえ込んでいるため、身動きが取れない。

「いいや、まどろっこしい!」

テツが走の口と鼻を摘みながら、器用に走の頭を抱える。

「えい!」

そう言うとテツは走の頭を仰け反らせた。

…ゴクン…!!

思わず走の喉が動く。
と同時に大量の岳の精液が飲み込まれた。

「うがああああっっっ!!」

テツの手を振り払い、走が叫ぶ。
そしてゲホゲホと咳き込み始めた。

「どうだぁ、走ぅ?オレの精液の味は!」

岳がニヤニヤして言う。

「…お礼もしなきゃな…」

岳はそう言うとゆっくりと走の股間へ手を伸ばした。

「んあッ!!」

走がピクリと反応する。
あれだけ射精したのに、まだその硬さは保持したままだった。
岳は走の膨らみを、走のスーツで包み込み、グイッと持ち上げた。

「お前のも食べてやるよ」

そう言うと岳は、走の股間をスーツ越しにスッポリと咥えた。

「んああああっっっ!!!!」

その刺激に声をあげる走。

…チュッ、…ジュル…、…ジュブ…!!

淫猥な音が今度は走の股間から聞こえてくる。

「…んッ、…はっ…、…あ…ぁ…ッ!!」

その刺激に思わず声をあげる走。

「…すげぇなぁ、走のココ。あれだけエネルギーを吸い取られているのにまだこんなに元気だぜ?」

岳がニヤニヤしながら言う。
口元には走の先走りが。

「もっと気持ち良くしてやるぜ!」

岳は今度はそのまま走の股間の膨らみをゆるゆると上下し始めた。

「んああああっっっ!!!!やッ、止めろォォォッッッ!!」

走が叫ぶ。
だが体は正直だ。
股間は膨らんだまま、そして無意識に腰を振り始めたのだ。

「…うぐ…」

不意に岳がえづいた。

「何だよ、走ぅ?気持ちいいんじゃないか、腰なんか振りやがってよぉ!!」

「うわあああっっっ!!!!」

走は混乱していた。
頭の中では快感に溺れまいとしている。
だが本能は赴くまま、快楽に流されていた。

「…クッ、…ソォォ…ッ!!」

走は目をギュッと閉じた。その目から一筋の涙が流れた。

「もっと快感を感じさせてやるよ!」

岳は再び走の膨らみを咥え、頭を上下に振り始めた。

…ジュブ、…ジュボ…!!

「ねぇ、僕も気持ち良くしてよ?」

テツが走の首の辺りに腰掛けた。
そしてナイフを取り出した。

…ビッ…、…ビリリ…ッ!!

テツは自分のスーツの股間を切り裂いた。

ドロッ、ドボボッ!!

そこから大量の精液が飛び出した。
テツがダークオルグに射精させられた時にスーツの中に残ったものだ。
それは走の首筋に流れた。

「ああ、ごめんね」

テツはそう言いながらそのスーツの破れ目に手を突っ込んだ。

ヌチャ…!!

淫猥な音がして強烈な匂いが走の鼻をくすぐる。

ヌチャ、グチュ…!!

そう言ってテツのスーツの破れ目からテツ自身が引っ張り出された。
淡いピンク色の先端、だがそれはしっかりと剥けていた。

「…これ、食べてよ?」

走の目の前にテツのそれが近付く。

「…やッ、…止めろォォォッッッ!!!!」

走が思わず叫んだ。
その隙を突いてテツは走の首を持ち上げ、無理矢理自身を口の中に捩じ込ませた。

「…うぐ…ッ!!」

走がそれを抜こうと必死に抵抗を試みる。
だが走自身への刺激が邪魔になって思うように体を動かせない。
それよりもテツの腕の力が凄い。

「…う…、…ああ…」

テツがゆっくりと腰を振り始める。

…ジュブ、…ジュブジュブ…!!

テツと走の股間が絶妙なハーモニーを奏でる。

「んんんーーーーっっっ!!」

そうこうするうちに走が声をあげ始めた。

「…ビクビクしてきた。そろそろかな?」

走の股間を咥えていた岳がニヤリとする。

「…僕も、…もうすぐ…!!」

テツの腰使いが速くなる。

「んんんっっ!!んんんっっ!!んんんーーーーっっっ!!!!」

走の股間の先端が弾けた。
その瞬間、岳がなんと、走の股間を再び元に戻したのである。

ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュゥゥゥッッッ!!!!

当然、走の吐き出したものは再び腹部に溜まった。
徐々に光沢の喪失が大きくなっていく。

「ああああっっっっ!!!!」

テツが叫んだ。
と同時に、

ドブッ!!ドブッ!!

テツ自身も走の口の中に精液を吐き出した。


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