悪夢のループ 第2部第4話


「…んッ、…んんッ…!!」

岳の刺激によって強制的に射精させられたガオレッド・獅子走。
その鮮やかな光沢のあるスーツは、腹部が色を失っていた。
それどころか、そのスーツにはところどころ、真っ白い粘着質な精液が滲み出ている。

「…ふ…、…うぅ…」

走は、体を痙攣させながらも、それでも股間の膨らみを失わないでいた。

(…な、…何で…?)

走は信じられないという表情をしている。

(…オレは、…イっちまったのに、まだビンビンになってやがる。…それよりも、岳の艶かしい姿を見て勃起してた…)

「おい、ガオイエロー、そしてテツ!」

ダークオルグの声が聞こえる。

「私は少し消える。お前達でヤツのエネルギーを搾り出しておけ!」

そう言うとダークオルグが消えた。

「かしこまりました。ダークオルグ様」

岳が言う。

(…ダークオルグ…様…って…!!)

走は怒りを覚えた。
それまで敵だったヤツに岳が従っている。

(…岳の本心なんかじゃない…!!)

そう思いたかった。

(…でも…)

岳は本能の赴くままになってしまっている。
かつての旧友の情けないような、哀れな姿を見て、走の頭の中は混乱していた。

「…じゃあ…」

岳が走を見てニヤリとする。

「テツぅ。順番にヤツをボロボロにしようぜ!」

「…はい…」

岳とテツの顔に悪魔の笑みが浮かんでいる。

「…なッ…!!」

走は我に返り、恐怖に顔が引き攣った。

「…じゃぁ、…ボクから…」

テツがそう呟く。そして、

「…う、…あぁ…」

唸りながらゆっくりと走に向かって歩いてくる。
股間を大きく勃起させ、スーツの中でビクビクとさせながら。
その口元からは涎が垂れている。

「…やッ、止めろッ!!」

がばっと起き上がるとそのまま後ずさりを始めた。
しかし股間をビンビンにさせたまま。
不様なものである。

「ああああっっっ!!!!」

テツがいきなり走に向かってジャンプしてきた。
そしてそのまま走の上に飛び乗った。

グチュ!

「ぐふっ!!」

飛び乗ったと同時に、走の腹に残っていた精液が無気味な音を立てた。

「…気持ち良く、…してあげる…」

テツはそう言うと指を走の胸に伸ばしてきた。

「やッ、止めろォォォッッッ!!!!」

走が叫ぶがテツの耳には入らない。
テツは指で走の胸の突起を探し当てると、キュッと摘んだ。

「んああああっっっ!!」

走が体をビクリとさせ、顔を仰け反らせる。
テツはその間にも走の突起をひたすら弄る。
引っ掻いたり、突起の周りでクルクルと円を描いたり。

「あッ!!あッ!!…やッ、止めろォォッッ!!」

走が声を上げるが、止める気配がない。

「…もっと、…気持ち良くしてあげる…」

テツはそう言うと走から降りた。
そして今度はその突起にスーツ越しに口づけたのである。

…チュッ…

「んああああっっっ!!」

走の体に電流が走る。

…チュッ、…チュク…

唇、舌を使って愛撫を続けるテツ。
走のスーツの胸の部分が突起を中心に円を描いて光沢を失っている。

「…あッ!!…あッ!!…んは…ッ!!」

走の体がピクピクと反応する。
と同時に、股間が疼く衝動を覚えた。

(…や、…やべ…ぇ…。…ま、…また…、…勃っちまう…!!)

一度は萎えかけていたそれが再び熱を帯び始めているのだ。

「…も、…もう…ッ、…止めて…くれええええっっっ!!」

顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて叫ぶ走。
だがテツは一向に止めない。
走は信じられなかった。
男にいやらしいことをされているのに、自分がそれを快楽として受け止め、自身を大きくさせているのだから。

「…んふ…」

テツはゆっくりと体を起こす。

「…ココ、…こんなに大きくなってる…」

テツの手がゆっくりと走の股間に向かって下りてゆく。

「やッ、止めろォォォッッッ!!」

走が叫ぶが結果は同じである。
テツの手がゆっくりと走の股間に近付き、その膨らみをスルリと撫で上げた。

「うあっ!!」

走が短く悲鳴をあげ、体をビクリと反応させた。
テツの手は走の股間を包み込み、優しく、妖しく撫で上げる。

…キュッ、…クチュ…!!

「…んッ、…クッ…!!」

その手が股間を下から撫で上げ、裏筋をつっと這う時、走の体に言い様のない電流が流れる。

「…凄い、…大きい…」

テツがうっとりとし、走の股間の感触を楽しんでいる。
走の股間はスーツの中で、臍にくっつき、その先から溢れてくる先走りが淫猥な音を立てる。

「…もっと…気持ち良くしてあげる…」

テツはそう言うと、走の股間の上で指を立てた。
そしてそれをくすぐるように、指を素早く動かし始めた。

「んああああっっっっ!!」

テツに股間をくすぐられるたび、股間を包んで上下するのとは違う快感が走を包む。
くすぐったいような、気持ちいいような…。

「んああああっっっ!!」

走の股間がピクピクと跳ねる。
それを見て楽しんでいるテツ。

「…そろそろ、…いいかな…?」

テツの目がギラリと光った。

「…イかせて、…あげる…」

そう言うとテツは走の股間を再び包み込んだ。
そして揉みこむように、腹に擦り付けるように、手を動かし始めたのである。

グリュッ、グリュッ!!

「んああああっっっっ!!」

腹に敏感なところが押し付けられる。
と同時に、走の股間から再び先走りが溢れ出す。

グチュッ、グチュグチュ…!!

じわじわと先走りが溢れ出し、スーツの腹の部分が濡れ光る。

「…あ、…あ…あ…!!」

強かったり弱かったり、激しかったり優しかったり。
テツは絶妙な感覚で走の股間を揉みこみ、腹に擦り付ける。
やがて走の下腹部にじわじわとした痺れるような痛みが起こってきた。

「…あ、…あぅ…、…うぅ…!!」

走は顔を仰け反らせ、真っ赤にして必死にその快感に耐えている。

「イっていいよ、ガオレッド」

テツはそう言うと、走の股間に刺激を与えながら、再び走の胸の突起を吸い上げた。

「はあああっっっ!!!!」

物凄い電流が再び走の体に駆け巡る。
その瞬間、射精すまいと必死に力を入れていた括約筋の緊張が解けた。 

「うああああっっっ!!イクッ、イクゥゥゥッッッ!!!!」

ドビュッ!!ドビュッ!!

走の体がビクビクと跳ねる。
と同時に、スーツの中を再び淫猥な生き物が走った。
そしてスーツの腹部は濡れ光りを始め、色を失っている部分が更に増えた。


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