悪夢のループ 第2部第3話


…キュッ…、…クチュ…、…クチュ…!!

「…んあ…ッ、…くッ、…はぁ…、…はぁ…ッ…!!」

岳がひたすら走の股間を撫で上げたり、揉み解したりを続ける。
その手の動きに合わせて、走に物凄い快感の電流が流れる。

「…ち、…っき…しょ…ぉぉ…ぉッ…!!」

目をギュッと閉じ、必死に快楽に耐える走が呟く。
その口元からは淫猥な唾が飛び散る。

「…も、…もうっ…!!…やッ、…止めてくれェェェッッッ!!!!」

走が叫ぶが岳の手は休まることを知らない。
それよりも今までただ股間全体を触ったり撫でたり、揉んだりするだけだった動きが、今度は直接握って上下運動を始めたのである。

クチュクチュ、クチュクチュ…

「うッ、うわああああっっっ!!あああああっっっっ!!!!」

走が絶叫する。
顔を真っ赤にし、目はギュッと閉じている。
スーツが上下運動するたびに、淫猥な音が響く。

「…あ…、…あぁ…」

次第に走の意識が朦朧とし始めた。
と同時に走の膝がガクガクと震えた。
そしてそこから力が抜け、ドサッと一気に崩れ落ちた。

「…はぁ…、…はぁ…」

大きく息をし続ける走。
そんな走の上へ岳が絡みついてきた。

「…あッ、…やッ、…止めろォォッッ!!」

声は出せるが、体が言うことを聞かない。

「…走…。…走…ぅ…!!」

岳が走の上に重なる。
そして自身の股間を走のそこへグイグイと押し付ける。

「ああああっっっ!!やッ、止めろォォッ、岳ぅっ!!」

グチュ、ニュチュ…

岳が腰を動かすたびに、淫猥な音が響く。
また、岳の精液と走のそれが絡み合い、白さが更に増す。
そしてそこが強烈な匂いを放つ。

「…んッ、…あ…は…!!」

次第に走の抵抗力が弱くなってきたことに気付いた岳はゆっくりと走の上から降りてゆく。

(…?)

足元を見る走。
岳がニヤニヤしながら走を見ている。

「…が、…岳…?」

「…覚悟しろよ、走!」

そう言うと岳は走の両足の外から両腕をまわし、膝下に回した。

「…あ…」

走の足が膝から折れ曲がり、少し浮く形になる。
ゆっくりと岳の顔が走の股間に近付いてゆく。

「…や、…めろ…!!」

瞬時に怯えた表情になる走。
そのまま岳は静かに走の股間に顔をゆっくりと埋めた。

「はぅああああっっっ!!」

走の目が見開かれ、大声をあげて上半身を弓なりにする。
岳の顔が走の股間に沿って動く。
と同時に、

…クチュ、…ニチュ…

という淫猥な音。

「うッ、うわあああっっっ!!!!」

顔を上げた岳の顔を見て走は叫んだ。
岳の顔は光っていた。
走の先走りと、岳自身が重なった時に付いた精液がべっとりと付いていたのだ。

「…もっと気持ち良くしてやるよ、走」

岳はそう言うと再び走の股間に顔を埋めた。

…クチュ、…ニュチュ…!!

まるで走の股間の匂いを楽しむかのように、ゆっくりと鼻で息を吸い込んだり、逆に走の股間を温めるかのように鼻息を吹きかけたりする。

「…あッ、…んッ、…んあ…ッ!!」

その時だった。
走は股間に異変を感じた。

「…うわああああっっっ!!!!」

岳の顔が少し離れていたかと思うと、走の股間の膨らみをスーツ越しに舐め始めたのだ。
それに沿うように、岳の真っ赤な舌が上下している。

「…んッ、…んん…ッ…!!」

懸命に快感を堪えようとする走。
しかし岳は同じ男。
気持ちのいい場所など、ツボは完全に知り得ていた。
岳の刺激を通じて、走の背筋に快感が走る。
岳はゆっくりと舌を這わせ、下から上へと。
走の股間の先端に辿り着くと、そこで躊躇うように少しゆっくりと舐めあげる。

…チュッ…

「んあッ!!」

岳の舌が走の股間の先端で音を立てる。
同時に走も声をあげる。

「走ぅ。先端から先走りが出てるぞ?」

岳がニヤニヤしながら言う。
そう言うと岳はスーツ越しに走の股間を掴み直した。

「んッ!!」

走がピクリと反応する。
岳はそのまま走の先端を口に含んだ。

「はああああっっっ!!あうっ!!あうっ!!」

走がビクビクと腰を跳ねらせる。
岳は器用に走のそれを食み続ける。

…チュクチュク…、…ジュッ…、…ジュル…ッ!!

岳は走の股間を吸い上げたりする。
そのたびに淫猥な音が出てくる。

「…も、…もぅ…、…やめ…ろ…。…岳…」

荒い息をしながら懸命に言う走。
だがダークオルグがそんな願いを聞き届けるわけがなかった。

「おい、ガオイエロー!」

ダークオルグが半ばイライラしながら岳を呼ぶ。

「まったりと再会を楽しむのはいい加減にしたらどうだ?そろそろガオレッドのエネルギーを吸い取ってしまえ!」

ダークオルグがそう言い終えた時、岳の目がギラリと光った。

「がっ、岳ッ!?」

走が束縛から逃れようとする。

「…覚悟しろ、走!」

その途端、走の股間に言い様のない電撃が流れた。

「うぅわああああっっっっ!!!!やッ、止めろォォォッッッ!!止めてくれェェェッッッ!!!!」

走は上半身をバタバタさせ、首をブンブンと横に振る。

クチュクチュ、グチュグチュグチュ…!!

淫猥な音が大きくなり、走の股間の先端からドクドクと先走りが溢れ出てきている。

「あああああっっっっ!!」

今まで以上に走の叫び声が大きくなった。

「先端が膨らんできた。そろそろかな?」

岳はそう言うと、走のを右手で扱きながら、左手で走の先端を撫で始めた。

「ひぐわああああっっっっ!!」

ビクンビクンと走の体が跳ねる。

「もう少しだ!もう少しでヤツのエネルギーが吸収できるぞ!」

ダークオルグが嬌声をあげる。

「止めだ!」

岳が今まで以上に激しく、走のを扱く。

「…う…、…ぐぅ…。…オ、…オレは…、…イ、…イカ…され…ねぇ…ッ!!」

顔を真っ赤にし、苦しそうに走が言う。
そしてダークオルグを見てニヤリと笑ってみせた。

「ほう♪まだそんな強がりを言うか…」

ダークオルグの顔が綻ぶ。

「テツ!やれ!」

そう言うとダークオルグはテツを放した。

「…あ、…あぁ…」

フラフラと、まるで操り人形のように走に近付くテツ。
ぺたんと走の横に座った。
そして静かに手を伸ばすと、走の胸に手を伸ばした。

「んあッ!!」

走が声をあげる。

「…ここ、気持ちいいんだよね?」

そう言うとテツは走の両方の胸の突起をキュッと握った。

「んあああああっっっっ!!」

走が体を弓なりにする。
と同時に岳はこれでもかというくらい走の股間を激しく扱いた。

「…あっ、…ああッ、…あああっっ!!!!…イッ、…イクッ!!…クッ、くっそぉぉぉっっっっ!!!!」

その時だった。岳が信じられないことをした。
スーツ越しに掴んでいた走の股間を離すと、走の臍に向かってべったりとくっつけたのである。
まるで元の位置に戻すように。

「うわああああっっっっ!!!!」

ドブッ!!ドブッ!!ビュッ!!ビュクッ!!ビュクッ!!

何度も走の体が跳ねる。
そして股間の先端から確実に精液が飛び出しているのがスーツの上からでも分かった。
まるでそこに何か生き物がいるかのように、スーツの中に流れてゆく。

「…うく…ッ、…はぁ…ッ…!!…はぁ…ッ!!」

腹部全体が濡れているのが分かる。
赤い光沢のあったスーツが徐々に色を失いつつあった。

「よぉし、ご苦労!」

ダークオルグがパンパンと手を叩きながら言った。

「よし、ガオイエロー。ヤツのエネルギーを吸い取れ!」

次の瞬間、岳の顔が再び走の股間に埋められた。

グチュ!

その衝撃で走の腹部に溜まっていた精液が音を立てた。

…ジュッ、…ジュルル…!!

「ひあああああっっっっ!!!!」

走の体がブルブルと震える。
射精した直後の股間に刺激を与えられれば、痺れや痛みに似た感覚が全身を襲う。
今まさに、走の体はそのような状態だった。

…ジュルジュル…、…ヌポ…ッ!!

岳の顔が走の股間から離れた時、岳の口元からは走の精液が滴り落ちていた。

「よぉし。それをオレによこせ!」

ダークオルグがそう言うと、岳は口から走の精液をコップに移した。
トロトロと粘着質なそれがコップに注がれてゆく。

「素晴らしい♪」

ダークオルグはそれをしげしげと眺めていたが、

「もっと搾り出せ!」

と突然、凶悪そうな顔付きになった。

「エネルギーを完全に放出させるのだ!」

「…や…、…や…め…ろ…」

朦朧とする意識の中、走はダークオルグ、テツ、そして旧友だった岳がゆっくりと近づいてくるのを感じ取っていた。


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