悪夢のループ 第1部第3話
「…うぐ…ッ、…はぁ…ッ、…はぁ…ッ…!!」
ダークオルグに毒され、快楽を増長され射精して果てたガオイエロー・鷲尾岳。
グッタリと体を投げ出し倒れている。
その股間は射精したというのに大きく勃起したままで、ピクピクと蠢いていた。
そしてその先端からは彼の精液がトロトロと溢れていた。
(…き、…気持ちいい…)
彼の瞳は輝きを失い、ぼんやりとしている。
「…どうだ、ガオイエロー?…もっとやってやろうか?」
「…なッ、…何を…ッ!!」
(…してほしい。…もっと気持ち良く…!!)
口では強がる岳。
だがその心の奥ではおぞましい感情が渦巻いていた。
「フフ。強がっても分かる。どれ、今度はソイツにお相手させよう」
次の瞬間、岳は言葉を失った。
「…や、…止めろ…!!」
ヒーロー役の男がゆっくりと歩いてきているのだ。
その股間をビンビンにさせ、マスクを外しながら…。
「!!」
その顔が露わになった時、岳は言葉を失った。
若い。
20代前半くらいだろうか。
幼いあどけない顔付きを残している。
「さぁ、やれ!思う存分、甚振ってやるのだ!」
ダークオルグが言った瞬間、その男はゆっくりと岳の両足を持ち上げ、少し開かせた。
「…や、止めろォォッッ!!…止めてくれぇぇッッ!!」
岳には次に起こるであろう、自身への快楽地獄に声をあげた。
だが心の奥は、
(…してくれ!…早くッ!!…気持ち良くしてくれぇぇッ!!)
という淫猥な考えに完全に支配されていた。
「…食らえ…」
その男はそう言うと岳の股間に右足を入れた。
そしてゆっくり小刻みに動かし始めたのである。
「うぐわあああああっっっっ!!!!」
強烈な電撃が岳を襲う。
さっきのダークオルグの高圧電流の電撃とは違う、何か特別な電流が岳の体を駆け抜けているようだ。
「…うあッ、…あああッッ!!」
岳は見た。
電気アンマをかけている男の股間。
精液まみれのそこは刺激を与えられていなくてもビンビンに勃起し、先走りを垂らし続けていた。
「うぐッ、ぐあああああっっっっ!!!!」
ぼんやりとしていた岳を現実に戻したのは男の足だった。
今度は股間に直接電気アンマを掛け始めたのだ。
グチュグチュ、グチュグチュ…!!
淫猥な音が響き渡る。
「ああああっっっ!!…やッ、止めろォォォッッッ!!止めてくれぇぇぇッッッ!!!!」
岳は叫ぶより他に術はない。
いや、実際にはあっただろう。
だが快楽の方が優先されてしまい、どうしても抵抗手段を思い付くことが出来ないでいたのだ。
やがて…。
「うああああっっっ!!イクッ、イクゥゥゥッッ!!!!」
岳が叫んだ瞬間だった。
男がぱっと足を離したのだ。
「…あ、…ん…」
いきなり刺激を止められた。
「どうした、ガオイエロー?」
(…どうして…?…オレを、…イかせてくれ…!!)
「…あ、…うぅ…」
無意識に何かを言おうとする岳。
だがぐっとそれを押し止めた。
「続きをやれ!」
ダークオルグがそう言うとその男は今度はおもむろにナイフを取り出した。
「…や、…や…め…ろ…!!」
岳が怯える。
だが男はナイフを岳の股間に突き刺したのである。
ブスッ、ビリビリ…ッ!!…ドロッ!!
スーツが破れるのと同時に、岳が吹き出した精液がその切れ目から飛び出してきた。
ヌチャ、ニチュ、…ドロ…ッ!!グニュッ!!
ヒーロー役の男はその切れ目に手を突っ込んだ。
途端に岳の、強烈な匂いを放つ精液が男の手に絡み付いてきた。
グチャ…
「うッ、うわああああっっっ!!!!」
淫猥な音と共に引き出された自身の大きく勃起したものを見た瞬間、岳は羞恥で叫び声をあげた。
「おお!」
ダークオルグが歓喜の声をあげる。
「よし。ガオイエローをもっと狂わせてやれ!」
ダークオルグがそう言うと、男は岳のそれをいきなり激しく上下し始めた。
「うわああああっっっっ!!!!」
グチュグチュ、グチュグチュ…
一度射精寸前で止められている。
そんなに時間はかからなかった。
「あああっっっ!!イ、イクッ!!」
岳が声をあげた。
その瞬間、男が再び手を離した。
「んあああっっ!!」
岳が股間を押さえ、悶える。
(…イ、イヤだ…。…頼むッ、…イかせてくれ…!!)
岳が顔を真っ赤にしてダークオルグを見る。
「何だ、その顔は…?」
分かってはいるが、敢えて尋ねるダークオルグ。
「…うぅ…」
「…やれ!」
ダークオルグが言うと、今度は男は岳の胸の方へ手を伸ばしてきた。
そして胸の突起に手を伸ばすと、それをキュッと摘んだ。
「あうっ!!」
岳が声をあげる。
それだけでも岳の股間の膨らみからは先走りが流れた。
男が器用に岳の胸を弄る。
クニュ、キュッ…。…チュウゥゥッッ!!
「はぅああああっっっ!!」
スーツ越しに突起を吸われた瞬間、岳は声をあげた。
「どうしたのだ、ガオイエロー?さっきから?」
ダークオルグがニヤニヤしている。
(…イかせてくれ…!!)
何度言おうとしただろう。
だがそんなことは口が裂けても言えない。
自分はヒーローなのだから。
男は胸から順番に手を下ろし始めた。
胸、腹筋、そして太腿…。
だが、肝心な部分、岳が最も触って欲しいと思いつつある部分は触らないでいる。
そこへ手が近付いたと思うと、すぐに逃げられる。
その繰り返し。
「…あ、…あぁ…」
岳は息を荒くし、泣きそうな表情になっている。
(…勝った…!!)
ダークオルグは確信していた。
「…も、…もう…」
岳の目から涙が伝った。
「ん?何だ?」
ダークオルグがニヤニヤとしながら尋ねる。
「…もう、止めてくれ…」
「どうして?」
「…う、…あぁ…ッ!!」
岳が目をギュッと閉じ、叫ぶ。
そして、
「…かせてくれ…」
小さく呟いた。
「何だ?聞こえない」
「…オレを…」
岳は狂っていた。
「…オレを、…イかせてくれェェェッッッ!!!!」
「ハァッハッハッハ!!!!とうとう言ったわ!!ならばこれからはオレに従うと誓うか?」
「誓うッ!!何でもするからッ、イかせてくれェェェッッッ!!!!」
次の瞬間、ダークオルグがズカズカとやって来ると、岳のペニスを握った。
「最後はオレの手でイかせてやるよ!」
そう言った瞬間、ダークオルグは小刻みに手を動かした。
強烈な刺激が岳に伝わる。
「うわあああっっっ!!!!」
「オラオラァッ!!エネルギーを放出してしまえぇぇッッ!!」
「あああああっっっっ!!!!イ、イクッ!!イクゥゥゥッッッ!!!!」
ドビュッ!!ドビュドビュッ!!ビュクビュクウウウゥゥゥッッッ!!!!
次の瞬間、凄まじい量の精液が岳の股間から飛び出し、空中で弧を描いた。
「…う…」
そう言った瞬間、岳の体から力が抜け、それっきり動かなくなった。