悪夢のループ 第1部第2話


「…ぐあ…ッ!!」

遊園地から瞬間移動で連れて来られ、薄暗い部屋に放り投げられたガオイエロー・鷲尾岳。

「…ここ…は…?」

ゆっくりと立ち上がり、周りをキョロキョロと見回す。
その時だった。

「ようこそ。我が城へ」

ハッとなってその声のした方に振り向いた岳。

「…ダークオルグ…!!」

「ここに来た人間はお前が初めてだよ」

ダークオルグがニヤリとする。

「そして、…コイツも初めてのお客様だ…」

そう言われてダークオルグに引っ張られた者を見た瞬間、岳はその場で固まった。

「…そ、その人はさっきの…!?」

真っ白で、体の左半分がインディゴ色、その周りをゴールドのラインが走った光沢のあるスーツを着たヒーロー役の人間。
そのスーツの股間からは少し黄ばんだ精液が溢れ出している。

「…はぁ…、…はぁ…」

その男は相変わらず荒い息をし続けている。
その股間の膨らみはピクピクと蠢き、ドクドクと精液が溢れ続けている。

「てめぇッ、その人をどうするつもりだッ!!」

「さっきも言ったではないか?お前を処刑するための部下にするとな!」

そう言うとダークオルグはヒーローの男の股間を右手で再び包み込んだ。

「んあッ!!」

男が声をあげる。

「ん〜。もっとお前のエネルギーを搾り出し、我が力とさせてもらおう!」

そう言った途端、ダークオルグの右手が激しく動き始めた。

「ひぐああああっっっ!!!!」

グチュグチュ、グチュグチュ…!!

男の叫び声と股間の卑猥な音が絶妙なハーモニーを奏でる。

「…イクッ…!!」

その男が小さく叫んだ。
その途端、

ビュッ!!ビュクビュク…ッ!!

という音と同時に、男のスーツから再び精液が飛び出した。

「…くッ、…はぁ…っ、…はぁ…ッ…!!」

その男が大きく息をする。

「…さて…」

ダークオルグはそう言うと、今度は男の股間の前でしゃがみ込んだ。

「お前のエネルギーをいただくとしよう」

「やッ、止めろォッ!!」

岳がダークオルグに向かっていく。

「…うるさいよ、お前…!!」

ダークオルグの左指から光線が発射された。
その瞬間だった。

バリバリバリバリ…ッッッッ!!!!

「ぐわああああっっっっ!!!!」

さっきと同じ高圧電流が再び岳を襲う。
岳は体を硬直させ、その場に固まった。

「…う…」

その場に倒れる岳。

「フン。他愛のない…」

ダークオルグはそう言うと、白のスーツの男の股間にそっと口づけた。
ポウッ、とダークオルグの体が妖しく光る。
と同時に、

「ふああああっっっっ!!」

という悲鳴とも嬌声とも取れる声が響いた。

…ジュ、…ジュル…、…ジュルル…

男の放った精液がダークオルグに飲み込まれていく。
その男は股間をビクビクと反応させ、体を痙攣させている。

「…やッ、…止めろォォォッッッ!!!!」

岳はありったけの声で叫ぶ。
目の前で罪のない人がオルグに良い様にされていく。
そしてそれを助けられない自分がいる。

「…は…ぅ…」

やがてその男が脱力し、その場に崩れ落ちた。
ダークオルグの体が妖しく光を放った。

「…さて…」

クルリと向きを変えるダークオルグ。

「次は貴様だ!」

「…な…に…!?」

岳は懸命に立ち上がろうとする。
そんな岳をダークオルグは蹴り飛ばした。

「ぐあああっっっ!!」

ゴロゴロと転がる岳。

「貴様も同じように我が部下にしてやるよ!」

「なん…だと…ぉ…!?」

するとダークオルグは、身動きの取れない岳の体をいとも簡単に持ち上げた。
そして頭上まで高く持ち上げた。

「…やッ、…止めろォッ!!」

岳がダークオルグの頭上でバタバタと暴れる。

「こらこら。そんなに暴れたら、落ちちゃう、よッ!!」

ダークオルグはそう言うと、岳を持ち上げていた手を思い切り振り下ろした。

ドォンッ!!

激しい音と共に、岳は体を地面に叩き付けられた。

「…!?」

一瞬、息が止まった。

「…ぐ…あぁ…」

体を弓なりにし、ブルブルと震える岳。

「ほらぁ、落ちちゃったじゃないか?」

そう言うとダークオルグは岳を今度は四つん這いにさせた。

「痛かっただろう、ココも?」

ダークオルグはそう言いながら、そのゴツゴツした手を岳の股間に尻の方から忍び込ませた。

「んあッ!!」

岳の体がピクリと反応する。

「ほほぅ♪いいモノを持っているなぁ、ガオイエロー」

ダークオルグはゆっくりと岳の股間を撫で始める。

…キュ、…キュ…

ガオスーツとダークオルグの手、そして岳自身が擦れ合う。

「…や、…や…め…ろ…。…んッ、…くッ…!!」

岳は叫ぼうとするが力が入らない。
それよりも喘いでしまっている。

「ほら、気持ちいいんじゃないのか?そんなに喘いで」

岳もダークオルグも分かっていた。
岳の股間が少しずつ膨らみ始めているのを。
必死に堪えようとする岳。
その感触を楽しむダークオルグ。

「大きくなってきたよ、ガオイエローのココ」

「…ああ…ッ…!!」

岳が声をあげ、顔を仰け反らせる。
スーツの中で、岳の股間がはっきりと膨らんでいる。

「お前の顔をよく見せておくれ」

ダークオルグはそう言うと、四つん這いの岳を蹴倒した。

「うあ…」

岳は仰向けにひっくり返った。

「さぁ、コイツのマスクを外せ!」

ダークオルグがそう言った時、ヒーロー役の男がゆっくりと岳に近付いてきた。
そしてゆっくりと岳に跨った。

「やッ、止めろォッ!!」

その男がゆっくりと岳のマスクに手を掛けた。
股間は相変わらずダークオルグに嬲られている。
ポウ、と男の手が光る。
次の瞬間、岳は顔にひんやりとした空気を感じていた。

「…う、…うああああっっっっ!!!!」

なんと、岳のマスクはいつの間にか消えていたのだ。
その精悍な顔付きが露わになった。
しかしその目は怯えの表情を浮かべていた。

「よし。次はそいつの両腕を押さえ付けろ!」

ダークオルグがそう言った時、その男が岳の上から降り、頭上に回り込んだ。
そして両腕をぐっと押さえ付けた。

「やッ、止めろォォッッ!!」

岳が身を捩じらそうとする。
しかし物凄い力で押さえ付けられているので思うように動けない。

「不思議に思うだろう?普通の人間がそこまで力が出るなんて。その男は私の意のままに操られているのだ。私の毒を使ってな!」

そう言うとダークオルグは岳の股間をゆるゆると上下し始めた。

「あッ!ああッ!…やッ、…止めろォッ!!…んッ、…は…ぁッ…!!」

(…き、…気持ちいい…)

頭がぼんやりとし始める。
恥ずかしいことをされているのに…。

「ほぉ♪お前のココ、こんなに大きいのだな!」

ダークオルグが嬌声をあげる。
スーツの中でビンと大きくなった岳の膨らみ。
やや右上がりに臍の方に向かって伸び、ベルトを窮屈そうに押し上げる。

「熱いよ。お前のココ」

そう言うとダークオルグは岳の股間にそっと口付けをした。

「んああああっっっ!!!!」

岳はビクリと腰を跳ねらせ、声をあげた。
同時に岳のペニスもビクビクと揺れた。

「お前にはその男とは違う毒を送り込んでやる。覚悟するのだな!」

そう言うとダークオルグは再び岳の股間をゆるゆると扱き始めた。

「んッ!!ああああっっっ!!!!」

岳は再び声をあげた。
顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じ、歯を食い縛って左右に振っている。

(…気持ちいい…)

岳の思考能力が完全にその機能を失っていた。
戦わなければ、そしてこの男の人を助けなければという義務感は既に消え始め、快楽が支配しつつあった。

…クチュ、…クチュ…!!

そうこうしているうちに、岳の股間のスーツがその光沢を失った。

「おお!お前のエネルギーが溢れ出してきたぞォ?」

ダークオルグが嬉しそうに言う。

…キュッ、…クチュクチュ…!!

「…あッ、…あッ、…は…ッ…ん…ッ…!!」

ダークオルグの上下運動に合わせて岳が喘ぐ。

「いただきます♪」

ダークオルグが岳の股間の先端に口付けをする。

チュッ!

「はぅあッ!!」

目をカッと見開き、岳が体をビクリと跳ねらせる。
その時だった。

ドク…ッ…!!

「…うッ、…くッ、…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」

岳が大きく息をする。

「おやおや。もう出してしまったのか?」

ダークオルグがニヤニヤしている。

「いやいや。単なる先走りだな。そうだろ、ガオイエロー?」

「…は…い…」

自分で無意識に発した言葉を聞いた瞬間、岳は顔を凍らせた。

「フフフ。気付いたようだな、ガオイエロー」

ダークオルグがその笑みを更に大きくする。

「…ま…、…さ…か…?」

「そう。そのまさかだよ。お前に送り込んだ毒、それは快楽を増長させ、その思考能力も完全に奪うっていう種類さ!」

そう言うとダークオルグは再び岳の股間の膨らみを握り直した。

「さぁ!完全にイッておしまいなさい!」

そう言った途端、ダークオルグの目が光った。
そして物凄い勢いで岳の股間を上下し始めた。

「うぐわああああっっっっ!!!!」

グチュグチュグチュ…!!!!

「うあッ、うあッ!!…ああああっっっっ!!!!」

ドブッ!!ドブッ!!ビュクビュク…ッ!!

岳の腰が大きく跳ねた。
そして、次の瞬間、股間から物凄い量の白い液体が花のように溢れ出した。

「では、このエネルギーもいただくとしよう…」

ダークオルグはそう言うと、岳の股間にそっと口づけた。
そして再び、ポウッ、と体を妖しく光らせた。

「ひがああああっっっっ!!!!」

岳がビクビクと跳ねる。射精した直後の股間。
それは刺激を痛みとも快楽とも受け止めていた。

…ジュ、…ジュル…、…ジュルル…

岳の放った精液がダークオルグに飲み込まれていった。

「…う…」

ダークオルグの顔が離れた瞬間、岳は全身を脱力させた。
その目から一筋の涙が流れた。
そのスーツの腹部は完全に光沢を失い、岳の放った精液の残りがべっとりと付いていた。


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