引き裂かれた絆 第7話


「…あぁ、…凄い…!」

レツがゴウと少し距離を置き、ゴウの痴態をしげしげと見つめている。
両手両足を鎖に繋がれ、身動きの取れないゴウ。
ゴウは今、ゲキバイオレットにビーストオンし、マスクは外されていた。
その顔は上気し、虚ろな表情でレツを見つめている。

「…レ…、…ツ…!」

切なそうな表情のゴウ。
その口からは涎が垂れた。

「フフッ!兄さんったらやらしいなぁ。そんなに触って欲しいのぉ?」

レツの視線は、ゴウのある一点に辿り着く。
紫と黒のスーツの中間部分。
ゴウの2本の足の付け根。
今、そこは大きく盛り上がっていた。
ゴウのペニスが最大限に勃起していたのだ。
それは臍へ向かって真っ直ぐに伸び、その先端の形はベルトのないスーツのせいでクッキリと浮かび上がっていた。
太いそれは時折、ピクピクと蠢き、ゴウの感情をストレートに表現していた。

「しょうがないなぁ」

そう言うとレツは再びゴウに抱き付いた。

「行くよ?」

レツがそう言った瞬間だった。

「はうああッッ!!」

ゴウが仰け反り、顔をビクリと空へ向けた。

「…凄い。…兄さんのココ、…熱いし、…太い」

レツのしなやかな右手が、ゴウの股間を優しく包み込んでいたのだ。

「…あ、…あぁ…!」

ゴウは時折、体を跳ねらせ、目を閉じている。

「…凄い…!」

レツはゴウに抱き付きながら、ゴウのペニスを妖しく撫で続ける。

「…兄さん。…手のひらの中に全部が収まり切らないよ。…大好きだよ、兄さん…」

その時、ゴウは太ももに違和感を感じた。

「…?」

ゆっくりとそこを見るゴウ。

「…あ…、…あぁ…!」

ゴウが鎖に繋がれた腕を揺らす。

「あはっ!バレちゃった?」

レツがニッコリと微笑む。

「兄さんのココを触ってたら、僕も大きくなっちゃった!」

「ああッ!!ああッ!!」

突然、ゴウが震え出し、鎖をジャラジャラとさせ始めた。
顔は真っ赤になり、鼻息が荒い。

「あははっ!慌てないでよ、兄さん」

レツはそう言うと、ゴウのペニスをキュッと握った。

「んあッ!?」

ゴウが目をカッと見開き、動きを止めた。

「まずは兄さんが気持ち良くなる番。僕は」

そう言いながら、レツはゆっくりとゴウの前へ両膝をついた。

「僕は後から、ゆっくりと、…ね…」

そう言って、レツは再びゴウのペニスを包み込む。

「んッ!!」

ゴウがピクリと反応する。

「…あぁ…!」

レツがうっとりした表情でそれを見つめている。

「やっぱり僕の大好きな兄さんだ。…これで思い切り突き上げて欲しいよ。…僕を滅茶苦茶にして欲しいよ…」

そう言いながらレツは、ゴウのペニスに頬ずりをし、

「…その身が自由になったら、僕を思い切り犯してね!」

と言った。
そして、ゴウのペニスを持ち直すと、ゆっくりとその先端を食んだ。

「はぁッ!!」

ゴウの顔が再び上を向く。

「…ん…。…んむ…ッ!」

レツの唇が何度もそれを食む。

…チュッ、…チュッ…!

その時だった。

「あれえ!?」

レツが素っ頓狂な声をあげる。

「兄さん、ココ、濡れてきたよ?」

ゴウのペニスの先端部分のスーツが光沢を失ったかと思うと、今度はそれに覆いかぶさるような、粘着質な液体がじわじわと溢れ出してきていたのだ。

「…あ、…あぁ…!」

ゴウがゆっくりとそれを見つめ、顔を赤らめた。

「感じちゃってるんだね、ゴウ兄さん?」

レツはそう言うと、その部分を指でクリクリと弄り始めた。

「…あ…ッ!!…んは…ッ!!…んん…ッ!!」

キュッ、キュッ!!

ゲキブルーにビーストオンしているレツのグローブと、ゴウの粘着質な液体が妖しい音を奏でる。

「フフフ。もっと感じさせてあげるね!」

そう言うとレツは、ゴウのペニスを持ち直し、グイッとゴウの体と垂直にした。

「…あ、…あぁ…!」

ゴウが興奮で鼻息を荒くする。
と同時に、興奮の最高潮なのか、ペニスも一回りも二回りも大きくなったような気がした。

「フフッ!覚悟してね!」

レツはそう言うと、垂直に持ち直したゴウのペニスを再び口の中へと含んだ。

…チュッ、…ジュル…ッ、…ジュルルル…ッ!!

「はうああああッッッッ!!!!」

強烈な口での愛撫がゴウのペニスを襲う。
ゴウの目がカッと見開かれ、体がガクガクと震えている。

…ジュルッ、…ジュルジュル…、…ジュボジュボジュボ…ッ!!

ゴウのペニスを吸い上げる音も、乾いた音から次第に液体が増えているような、淫猥な音へと変化している。

「…ああッ!…ああッ!!…ああああッッッッ!!!!」

ゴウの口からは涎が零れ、腰が無意識に前後する。
尻の筋肉が時折、キュッと締まる。

「…おっとぉ!」

と突然、レツがゴウのペニスから口を離した。

「んあッ!?ああッ!?ああああッッッッ!!!!」

射精寸前だったのだろう。突然、ゴウが素っ頓狂な声をあげたかと思うと、顔を真っ赤にし、ブルブルと身悶えし始めた。
そして尻の筋肉を必死に締めているのか、ゴウの双丘がくっきりと浮かび上がっていた。

「フフッ!慌てちゃダメだってば、兄さんッ!」

レツがニヤニヤと笑っている。

「…はぁ…、…はぁ…ッ!!」

ゴウは、信じられないと言う表情でレツを見つめている。

「もしかして、イきたかったの?」

レツが尋ねると、ゴウは顔を赤らめ、小さく頷いた。

「じゃあ、僕なんかよりも、もっと気持ち良くしてくれる人がいるから!」

そう言うと、レツはクルリと後ろを振り向いた。

「ロン様ぁッ!出番ですよぉッ!!」

レツがそう言った時だった。

「…全く。…お前は調子が良すぎますね…」

半ば不機嫌な顔をして、岩陰からロンが現れた。
だが、ゴウを一瞥し、フンと鼻で笑った。

「紫激気の使い手もここまで堕ちましたか…」

するとロンはスゥッとゴウの目の前まで移動した。

「…はぁ…、…はぁ…!」

「そんなに気持ち良くなりたいのですか?」

「…はぁ…ッ!!…はぁ…ッ!!」

ゴウが鎖をジャラジャラとさせる。
徐々に息遣いが荒くなっていく。

「この私でもいいのですね?」

「…はぁ…ッ!!…はぁ…ッ!!」

ゴウが体をブルブルと震わせる。

「…やれやれ…」

ロンはそう言いながらも、ニヤリと不気味に笑う。

「…いいでしょう」

ロンはそう言うと、ゴウの前で両膝をついた。
目の前にはゴウの大きく勃起したペニスがある。

「…お逝きなさい。…お前の愛しい愛しいレツを滅茶苦茶にしておあげなさい」

そう言うとロンはゴウのペニスへ唇を近づけた。

…チュッ!

ロンがゴウのペニスの先端へ口付けた時、その部分が金色に輝いた。
次の瞬間だった。

「…ううう…ッ!!」

突然、ゴウがブルブルと震え始めた。

「…うううッッッ!!…ああッ!!…ああッ!!」

目はカッと見開かれ、涎が口から後から後から溢れてくる。
その瞬間。

「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!」

ゴウが体を大きく仰け反らせ、絶叫し始めたのだ。
そして。

ドビュウウウウッッッッ!!!!ドビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウッッッ!!!!ビュウウウッッッ!!!!ビュクビュクビュク…ッ!!!!

ゴウの、臍へ向かって真っ直ぐに伸びていたペニスが大きく蠢いた。
次の瞬間、スーツが大きく持ち上がり、そこから大量の濃白色の粘着質のある液体が物凄い勢いで溢れ出してきたのだ。

「があああああッッッッッッ!!!!」

ドビュッ!!ドビュッ!!ビュクビュクビュク…ッ!!!!

絶え間なく、射精し続けるゴウ。

ビシャッ!!ビシャビシャッ!!

ゴウのペニスの先端から噴き出した精液が、大きく弧を描いては地面に落ち、弾け飛ぶ。

「…す…っ…げぇ…!!」

レツがその光景に圧倒される。

「…フッ!」

その様子を見ながら、ロンは静かにほくそ笑んだ。
やがて。

「…う…!」

ゴウの首がガクリと垂れた。


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