非番の情事 第6話


バンの鮮やかな赤の光沢のあるスーツ越しに大きく勃起しているペニス。
そのペニスを弄ぶかのように、センは手をゆるゆると上下させていた。

「…あッ、…はっ、…んんッ!!」

バンは顔を真っ赤にし、歯を食い縛って必死にその快感に耐えている。

「やっぱり大きいね、バンのココは」

そう言うとバンは少し顔を上げた。
スーツの中で暴れている自身のペニス。
それがスーツに包まれてビクビクと動いている。

「…セ、…センちゃん。…もう、…止めてよ…。…こんなの、…変だよ…ッ!!」

「変じゃないよ。これも人間の感情の一つさ。見ろよ、バン。オレのココ、こんなになっちゃってるよ?」

そう言ってセンが指差したところを見たバンは目を更に大きくした。
センの股間の中心が大きくテントを張っていたのだ。
そしてその先端は光沢を失っていた。

「…セン…ちゃん…?」

「…バンがあまりにかわいいから、こんなになっちゃったんだよ」

バンのペニスを扱きながらセンが言う。

「凄いよ、バン。お前、でっけぇチンチンだなぁ」

そう言うとセンはバンのペニスを少しスピードを上げて扱き始めた。

「…ひうっ、…んッ、…んあッ…」

扱かれて感じるのだろうか、バンは時折小さく喘ぐ。

「気持ちいいか、バン?」

バンは答えない。

「気持ちいいんだろ?」

センはそう言うとバンのペニスを扱く速度を更に速めた。

「…あッ、やめッ、…ああッ、…んああッ!!」

バンの喘ぎ声が大きくなる。

「何か言ってみろよ、バンッ!」

「…も、…もう止めてよッ、センちゃんッ!!」

バンがしゃくり上げ出す。
しかしセンは無視して扱くのを止めない。

「オラオラ、どうなんだよ、バン!!」

「…や、…止めて…下さい…。…お願いです…」

バンが潤んだ目でセンを見る。

「何で止めてほしいんだよ、バン?答えないとこのままだぞ?」

「あああっっ!!」

バンの体がビクビクと跳ねる。
センはこの時、バンの表情に変化が表れているのに気付いていた。
涙を流し、必死に抵抗をしていたバンなのに、今では目は虚ろ、上気した顔が更に上気して見える。

「止めていいのか、バン?」

センは扱く手を止めた。

「…あッ、…やッ!!」

突然、バンが変な声をあげた。
と同時に、

ドクン!

バンのペニスの先にじわりと液体が滲んだ。

「…何だよ、バン!」

センのペニスは最高潮に達していた。
もう少しで射精しそうになってしまっていた。

「お前のチンチンから変な汁が出て来たぞぉ?」

センはそう言うとその液体をそっと掬い取り、指に付いたそれをそっと口に入れてみた。

「!」

握っているバンのペニスが一回りも二回りも大きくなったように動悸を打った。
初めて味わう、バンの先走り液。
センはバンの先走り液を口の中で十分に堪能する。
塩辛く、でもほろ苦い。

「…へぇ。これがバンの味なんだ?」

センはそう言うと再びバンのペニスを扱き始めた。
さっきよりも小刻みに、しかも速度を速めて。

「もっともっと出してもらわなきゃね」

「…ああッ、…あんッ、…あッ、あッ、あッ!!」

バンの喘ぎ声が次第に速く、そして更に大きくなり始めた。


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