非番の情事 第44話


「…う…」

睾丸を握られ、絶叫していたバンが今度こそ観念した。
センはスーツの切れ込みから手を突っ込み、バンの大きくいきり立ったペニスを握っている。
それは相変わらず硬く、熱く脈打っていた。

「素晴らしい硬さだな、デカレッド。こんなんで突かれたら突かれた相手は激しく狂うだろうなぁ!」

センはそう言いながらゆっくりと握力を強くしていく。

「…あ、…ん…」

センの手の動きに合わせてバンが声をあげ、腰をピクピクとさせる。
センはバンのペニスを揉み込むようにその感触を楽しむ。
独特の香りがセンの鼻に突く。

「…もう、…止めて…くれ…」

バンが小さく言う。

「降伏するか?降伏するのなら止めてやろう」

するとバンは暫く黙っていたが、やがてこう言った。

「…降伏は…しねぇ…」

「…へぇ…」

センはそう言うとバンのペニスをギュッと握った。

「うぐあッ!!」

「ならばもっとエネルギーを搾り取ってやる!」

センはそう言うとバンのペニスを再びゆるゆると扱き始めた。

グチュグチュ…

「…うッ、…ぐぅ…ッ…!!」

センが扱けば扱くほど、バンは呻き声をあげる。

「…痛…てぇ…!!」

バンはされるがまま。
だが声だけはあげる。
相当激痛を伴っているようで、ペニスの張りが少しずつ弱くなってきているのをセンは感じ取っていた。

「ならばさっさと降伏しろ。そうしたら止めてやる」

「…い…や…だ…」

バンが大きく首を振る。

「…降伏…なんて…、…絶対…に…、…しねぇ…!!」

あくまでも強がるバン。
いや、裏を返せば、快楽漬けになっているのだろう。
もっともっと虐めて欲しいというマゾ的な思考がバンの体中から出ていた。

「ならばお前のペニスを引っ張り出してやる」

センはそう言うと扱いていた手を休め、ぐいっとスーツの外へ出した。

ニチュ、ドロ…!!

引き摺られるようにして出てくるバンのペニス。
どす黒く、大きく勃起しているそれにはバンが射精した精液がトロトロと付いていた。
その粘りは物凄く、そして強烈な匂いを放っていた。

「これでも強がるか、デカレッド?」

センはそう言うとバンのペニスに顔を近付けた。
そしてその裏筋にゆっくりと舌を這わせた。

…チュブ…

「…うああ…!!」

その刺激に感じてしまうのか、バンが弱々しく声をあげる。
独特の苦味がセンの口の中に広がる。
センは舌を上下したり、ペニスの先端をグリグリと弄ったりする。

「…あうっ!!」

バンの一番感じやすいところを刺激してやると、バンは声を大きくし、ピクリと体を反応させた。

「もっと感じさせてやるよ」

センは精液まみれのペニスをゆっくりと口の中へ入れた。

…クプ…ッ、…ジュブ…、…ジュブジュブ…!!

「…うッ…、…あああ…ッッ!!」

バンがもがき始める。

「…痛…てぇ…ッ!!」

痺れの中でセンの攻撃を受けているバン。

「…もう、…止めて…くれぇぇ…ッッ!!」

遂にバンが悲鳴をあげ始めた。
センはがっちりとバンの足を押さえ、下手に抵抗出来ないようにしている。
それでも懸命に体を動かそうとするバン。

「…あ…あ…あ…」

やがてバンが動きを止め、途切れ途切れの声をあげ始めた。
射精が近いのだ。
センはこれでもかというくらいのテクでバンのペニスを責める。

「…ああああッッッ!!」

ドブッ!!ドブッ!!

バンが叫んだ瞬間、センの口の中に熱いものが広がった。


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