非番の情事 第45話
グチュ、ジュル…
淫猥な音が響く。
今、センは射精したバンのペニスをしっかりとしゃぶり尽くしている。
バンの硬くて熱いペニスはピクピクと揺れ、精液をトロトロと溢れさせていた。
その強烈な匂いと独特の味がセンの口の中に充満する。
…ゴクッ!!
センはゆっくりとその汁を飲み込み、舌で丁寧に拭き取る。
まるで最後の1滴まで搾り取るように。
バンは何も反応を示さない。
完全に脱力し、抵抗する力を失っているようだ。
センはゆっくりとバンのペニスを口から離した。
「…まだ抵抗するか、デカレッド?」
センはそう言ってバンのペニスをギュッと握った。
「…」
バンは相変わらず無反応で、体をピクリとも反応させない。
ただ機械的にその胸が大きく動いているだけだ。
「完全にイってしまったか?」
センはそう言って静かに立ち上がった。
その途端、バンのペニスは急速に萎え始めた。
「これが戦士の成れの果てか」
センはそう言うとバンを見下ろした。
腕は頭の上で縛られている。
マスクは動く気配がない。
胸は大きく揺れ、赤い光沢のスーツが完全に色を失っている。
足は大きく開かれ、だらしなく伸びている。
そして、股間。
スーツの間からどす黒いペニスが飛び出している。
その色の違和感が何ともいやらしい。
「そろそろ降伏するか?」
センはそう言いながらバンのマスクに近付いた。
そしてそれに手を掛けた。
「お前の顔を見たくなったよ。あれだけの責めにどのくらい耐えられたかな?」
両横の留め金をゆっくりと外していく。
バンは相変わらず抵抗しない。
やがてそれを静かに外した。
その瞬間、センのペニスは再び大きさを取り戻した。
バンの顔。
真っ赤に上気している。
マスクの中の暑さと情熱で湯気が出ていた。
ツンツン立った短く切った髪は汗ばんでいた。
目は虚ろでどこを見ているかすら分からない。
その両端に涙の跡が窺えた。
何度も流したようで何本も。
口からは涎がダラダラと垂れている。
攻撃を止めた今でもそれは止まることを知らないかのようだ。
「そろそろお前を処刑しよう」
「…どうにでも…、…しやがれ…」
少し意識を取り戻したのか、バンが言った。
あくまでもヒーローになり切っているところが凄い。
センはまずバンの腕を解いた。
そして肩の位置で横一文字にしてやった。
(「腕、痺れてない?」)
センが尋ねるとバンは小さく頷いた。
「何か言い残すことはあるか?」
バンの股間に戻りながらセンは尋ねる。
だがバンは小さく首を振り、
「さっさと殺せよ」
と言った。
センはバンの両足を肩に掛け、グイッと持ち上げた。
バンの下半身が持ち上がり、バンの尻がスーツ越しに露わになった。
「今からオレのエキスをたっぷりと注ぎ込んでやる。身も心もオレの完全な下僕になるためにな」
センはそう言って再びカッターナイフを握った。
そしてバンの尻の割れ目の部分、スーツを引っ張っている所に突き立て、ゆっくりと切り裂き始めた。
ブスッ!!ビリビリ…ッ!!
徐々に見えてくるバンの秘門。
それはピクピクと揺れ、センの侵入を心待ちにしているかのようだった。