非番の情事 第37話


「…はぁ…、…はぁ…」

センの目の前で、バンの胸が大きく動いている。
その胸の上下運動につられるように、ピンとスーツ越しに突起したバンの乳首が存在感をより際立たせる。

「こんなに勃っちまってるんじゃないか?余程感じていたんだろう、デカレッド?」

「…ちッ、…ちげーよッ!!」

息も絶え絶えに憎まれ口を叩くバン。

「無理するな。お前が感じているのは分かっているんだ」

そう言うとセンはバンの腹の上から移動し、股の間に座り込んだ。
バンのペニスは少しずつ形を形成しつつある。
だが必死に耐えているようだ。
ここで勃起させてしまったらセンの責めを受けられないからだ。

「ならばこの攻撃はどうだ?」

センはそう言うとバンの足を大きく広げた。
そしてそのままセンの方へ引っ張った。
バンはセンの動きに合わせて腰を動かし、ゆっくりとセンの太腿の上に尻を乗せた。

「…な、…何を…する気だぁ…?」

バンが怯えた声を出した。

「もっと気持ち良くしてやるのさ、デカレッド」

センはそう言うとバンの体の下に手を回す。
そしてグイッと持ち上げた。

「…あ…」

バンが声をあげる。
バンは、センの投げ出した太腿の上にちょうど座る形になった。
センの目の前にはバンの胸、突起した乳首がある。

「こうするとどうなるのかな?」

センはそう言うとまず、バンの右胸の突起にチュッと口付けをした。

「ああっ!!」

バンが叫び、体を弓なりにする。

「ほらぁ、感じてるじゃないか?」

センはそう言うとスーツの上からバンの右胸の乳首を吸い上げた。

…チュッ、…チュク…ッ!!

スーツにセンの唾液が染み込み、吸い上げることで淫猥な音が出る。

「あああッッ!!やッ、止めろォォッッ!!」

バンが無意識にセンの首の後ろに腕を回す。
センはバンの乳首を吸い上げたり、甘がみしたり、舌でコロコロと舐め上げたりする。
その部分のスーツが光沢を徐々に失っていく。
と同時にバンのペニスがムクムクとテントを張り始めるのが分かった。

「あまりに感じてたら最後、気持ち良くしてあげないよ?」

一度素に戻ったセンはバンに敢えて言う。

「…もっ、…もうッ、…止めてよ…!!…滅茶苦茶…、…感じちゃう…!!」

マスクの中からバンが声を震わせて言った。

「バンん。この攻撃に耐えられたらバンのおチンチンを気持ち良くしてあげるからさ!」

センはそう言うと今度はバンの左胸の乳首を責め始めた。

「ああああッッッ!!たッ、頼むゥゥッッ!!…もッ、もうッ、止めてくれェェェッッッ!!」

バンの腕にキュッと力が入る。
相当感じてしまっているようだ。
その懇願をセンは無視し、徹底的にバンの乳首を責めるセン。

…チュル…ッ、…ジュ…ッ…!!

センのペニスもギンギンに勃起し、さっきからバンの尻に当たっている。
尻というよりも双丘の割れ目に食い込んでいる。
それも助長してバンは余程感じているに違いない。

「…あ…、…あ…、…あ…」

やがてバンの腕から力が抜け、その両腕はだらんと両脇に垂れ下がった。

「…フフフ…。完全に腑抜けになったようだな、デカレッド」

センはそう言うとバンを離した。
バンは静かに後ろへ再び倒れ込んだ。

「…ち、…力が…、…出ねぇ…」

大きく息をしながら言うバン。
完全にデカレッドになり切っている。

「これからが本当の地獄だ。覚悟するんだな、デカレッド」

センはそう言うとゆっくりと立ち上がった。
そして、

「SWATモードッ!!」

と叫び、今着ているスーツの上からSWATタイプの装備を付けた。

「…セ、…センちゃん…」

デカレッドのマスクが持ち上がっている。

「それも?」

「そ♪作ってみました♪パワーアップした敵にやられる感じでいいでしょ?」

「…うん♪」

頷くバンの声が心なしか上ずっているように、センは思った。


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