非番の情事 第22話


(…オレは…、…夢を見ているのか…?)

ぼんやりと薄れる意識の中で、センは快感に身を委ねていた。
あのバンが。
あんなに嫌がって抵抗しまくっていたバンがセンのペニスを掴み、一生懸命に舐め上げている。
しかも今日は目をギラギラさせて。
いつもとは逆に今日はセンが責められている。
まるでセンの妄想が伝わったかのように…。

「センちゃん!これならどうだッ!!」

バンはそう言うとセンのビンビンに勃起したペニスの先端を舌先で器用に舐め始めた。

チュブ、チュッ、ジュル…!!

「はああああっっっ!!」

センが歓喜の悲鳴をあげる。
超高速に舌を動かし、巧みにセンの弱点を突くバン。
バン本人にはそんな自覚はないだろう。
だがそのピンポイントがセンの弱点を見事に突いているのだった。

(…バッ、バンにしゃぶられているだけでも興奮してイきそうなのに、そんなに舌で転がされては…)

「あっ、あっ!ばっ、バンッ!!…それ以上やったら、…イっちゃう…!!」

センは息も絶え絶えに言う。
するとバンはセンのペニスからその手や舌を離した。

「…あっ、…ん…、…ふ…ぅ…!!」

不意を突かれてセンが変な声をあげる。

「射精したいんでしょ、センちゃん?」

バンはそう言うとニヤニヤしながら今度はセンのペニスを扱き始めた。

クチュクチュ、グチュッ、グチュッ…!!

「…あッ、ああッ!!バっ、バンん…」

「今まで散々虐めてくれたお返しだよ〜だ♪」

そう言うとバンはセンのペニスを扱く速度を速めた。

グチュグチュ…!!

「ああっ!!ゆッ、許してくれぇっ、バンんッ!!」

まるで立場が逆転している。
センは頭がおかしくなりそうだった。

「ああっ、イッ、イきそうッ!!」

センの下腹部に込み上げてくる感覚。
もう少しという所でバンは再び手を離した。

「あッ、んあああッッッ!!」

センは再び変な声をあげ、少し下半身を捩らせた。

「気持ちいい、センちゃん?」

バンがニコニコと問いかける。
センは荒い息をしながらコクンと頷く。

「…ば、バンん。…どこでこんなテクを…?」

「どこでって、…センちゃんがオレにしてくれたことをそのままお返ししているだけだけど?オレもまぁ、一応は一人エッチくらいするからツボは得てるし、それを応用しているだけなんだけど?」

屈託のない笑顔で言うバン。
次の瞬間、センはバンを力強く抱き締めた。

「…センちゃん?」

「…バン。頼む。…一度イかせてくれ…」

「じゃあ、センちゃん。ちゃんとお願いしてよ」

その言葉にゾクッとしてしまうセン。
そのペニスは最大級に膨れ上がり、解放を今か今かと待ち侘びている。

「…バン様。…オレを、…オレのいやらしいペニスを射精させて下さい」

センが言うとバンは大きく頷き、

「覚悟しろよ、センちゃん!」

と言い、再びセンのペニスを絶頂に向かって扱き始めた。

グチュグチュ、グチュグチュ…!!

「はああああッッッ!!」

淫猥な音と共に、センが大声をあげる。

「センちゃん、凄く濡れてるよぉ?」

バンがセンのペニスの先走り液をそっと舌で舐め取る。
そしてそのまま再び咥え込んだ。

「ふあああっっ!!」

センは歓喜で悲鳴をあげた。
ジュボジュボという淫猥な音が部屋に響き渡る。
バンの口の中は物凄く温かく、そしてその柔らかい舌がセンのペニスに巻き付いたり絡み付いたりする。

「あっ、あっ、あっ…」

次第に頭がぼぉっとし始めるセン。
その口元からは涎が垂れた。
そして下腹部からの込み上げがいよいよ限界に達した。

「ば、バンん。…オレ、…そろそろ…、…イきそう…」

センがそう言うとバンは口を離し、

「イっていいよ、センちゃん」

と言ってセンのペニスを小刻みに扱き始めた。
そのバンの口からはセンの先走り液が糸を引いていた。

「ああっ、ああっ、イッ、イクッ!!イクゥゥゥッッッ!!!!」

ドビュッ!!ドビュゥゥッッッ!!!!

センが絶叫した途端、センのペニスの先端が大きく膨らみ、大きな音と同時に精液が勢い良く飛び出した。
センのペニスは何回もドクンドクンと脈打った。


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