非番の情事 第20話
グチャ、グチャ、ジュボ、ジュボ…
淫猥な音がセンの部屋に響き渡る。
そして、
「…んんッ…、…ふ…」
という吐息のような声も。
「…ハァ…、…ハァ…。…どう、バン?オレの精液の味は?」
少し荒い息をしながらセンが尋ねた。
バンの口の中にペニスを入れ、そしてガンガン突きまくり、最後には射精してやった。
そしてそれをバンに飲み込ませ、今は後処理をさせている。
やがてバンはセンのペニスを口から出した。
肩で大きく息をしている。
顔を真っ赤にし、目を充血させて。
その口元から淫猥な糸がセンのペニスを繋いでいた。
「…に、苦げぇ…」
バンは涙目で言った。
それでもバンのペニスは大きくなったままだった。
「ゴメンね、バン。バンがあまりにかわいくて」
そう言ってセンはバンを抱き締めた。
温かい。
ちょっと汗ばんでいるのか、うっすらと汗の匂いがセンの鼻をくすぐった。
「…センちゃん…」
バンがセンを呼ぶ。
「…?」
「…オレの、…オレの精液もこんなに苦いんかな?」
きょとんとしてセンに尋ねるバン。
その瞬間、センの頭は爆発し、再び淫猥な考えが頭の中を支配した。
と同時に、今射精したばかりのペニスが一気にその頭をもたげた。
「…試してみる?」
「…どうやって?」
「まぁ、オレに任せてよ」
センはそう言うとバンの上に覆い被さった。
「相変わらずデカいチンチンだねぇ」
センはそう言うとバンのペニスをスーツ越しにそっと包んだ。
「んっ!」
バンがピクリと動く。
スーツは綺麗な山型を描き、光沢がいやらしく光っている。
センはバンのペニスをゆっくりと撫で回し始めた。
「…あっ、…ああ…」
バンが気持ち良さそうに声をあげる。
「気持ちいいの、バン?」
センが尋ねるとバンはコクンと頷く。
クチュ、…チャ…!!
センがバンのペニスを撫で上げるたびに、その先端とスーツが擦れて音が出る。
「ヌレヌレなんだね、バン?」
センはスーツ越しにバンのペニスにそっとキスをすると、その隙間からバンのペニスを引き出した。
グチュという音と共に、その大きなペニスが飛び出す。
「ん…!!」
バンが恥ずかしそうに声をあげる。
だがペニスからは先走りが溢れ出て、ピクピクと動いていた。
まるで解放を今か今かと待ち侘びているように。
「イかせてあげるね、バン!」
センはそう言ってバンのペニスを掴むと絶頂へ向けて一気に扱き始めた。
グチョグチョグチョ…!!
「あっ!あッ!やッ、やだッッ!!」
バンが喘ぎ声を一層大きくする。
バンのペニスが今まで以上に膨らんでいるような気がした。
「…あッ、…ああッ!!…もッ、もうッ、イクっ!!」
先端が膨らみ始めた。
その瞬間、センは扱く手を離し、バンのペニスにむしゃぶり付いた。
「ひあああっっ!!」
バンが叫んだ瞬間、
ドブッ!!ドブッ!!
とセンの口の中へバンの精液が勢い良く放たれた。
センの喉の奥へドビュッ、ドビュッと勢い良く当たるバンの精液。
センはそれを丁寧に舐め上げると、荒い息をして口を開いているバンの唇をかぶりつくように奪い、抵抗しないようにしっかりと頭を固定した。
「んーッ!!んんんッッッ!!」
バンが逃れようと手足をばたつかせる。
センはバンの口の中へ舌を突っ込むと、口の中に溜めておいたバンの精液をゆっくりと流し始めた。
…ゴク…ッ!!
バンの喉が動く音が聞こえた。
センは最後の1滴まで流し込み、バンの口から溢れた分を舐め取ると、ようやく唇を離した。
「…どう、バンん?自分の精液の味は?」
「…センちゃんのより、…苦いかも…」
「…凄く興奮してた?」
「…何だかね。…やっぱりオレ、サルかな…?」
その言葉を聞いたセンは不覚にも大笑いしてしまった。
妙に納得しているバンがかわいい。
(…そろそろ最後の行動に出るか…)
センは舌で唇をゆっくりと舐め回した。