非番の情事 第19話
「はぅああああっっ!!」
センがそれまで以上に大きな声をあげた。
「…うあああっ、バッ、バンッ!!」
バンが。
あんなに嫌がっていたバンが。
そんなバンの両方の唇がセンのペニスに当たっている。
いや、当たっているというよりも包んでいる。
しかも付け根の方で!
今、センのペニスはバンの口の中にスッポリ収まっているのだ。
「…ふ…、…ん…」
バンは舌を使い、スーツ越しにセンの大きく勃起したペニスを舐める。
ちょっと甘噛みをしたりしてセンのペニスを一生懸命に気持ち良くしようとしている。
そして頭を動かし、上下に擦り始めた。
「…んっ…、…くっ…、…ああっ…!!」
センが歓喜の声をあげる。
バンはぎこちないながらも一生懸命にセンのペニスを気持ち良くしようとしていた。
最初はあんなに嫌がって、泣き叫んでセンのレイプまがいの行為に必死で抵抗しようとしていたバン。
なのに今はバンからセンのペニスをしゃぶっている。
そして何よりもバンにも変化が現れていた。
足の付け根、ペニス。
わりと大きなペニス。
それがしっかりと勃起し、スーツの前をしっかりと張り出していたのだ。
そしてその先端はその光沢を失っていた。
濡れていたのだ。
センはそれに手を伸ばし、優しく握ってやった。
「…んっ!」
バンがピクリと体を動かす。
「…凄いよ、バン…。…最高だよ」
センはそう言いながらバンのペニス、睾丸を優しく撫で上げた。
「…んっ、んふっ…!!」
バンはセンのペニスをしゃぶりながら吐息を漏らす。
チュブ、チュブという淫猥な音がする。
「…ごめん、バン。…もう、我慢出来ないよ…!!」
センは息遣いを荒くした。
そしてバンに自分のペニスをしゃぶらせながら膝立ちになると頭をしっかり押さえ、ペニスをバンの喉の奥へ一気に突き刺した。
「…ぐっ…!!」
一瞬、バンの目が大きく開いたかと思うとその目から涙が伝った。
いきなり喉の奥へ入れられたのでえづいたのだろう。
だがセンも止まらなかった。
バンの頭を両手でしっかり固定し、ペニスを出し入れした。
しかも物凄い勢いで喉へ突き刺し続ける。
ズチュッ、ズチュ…ッ!!
「…んッ!!…ぐっ!!…んぐっ!!」
バンが苦しそうに顔を歪める。
そして涙を後から後から伝わらせる。
「オラッ、バンッ!!もっとしゃぶれよッ!!」
いつも温和なセンが違っていた。
腰を高速で動かし、何度も律動を繰り返す。
それに対しバンは顔を真っ赤にしながらも一生懸命にセンのペニスを舐め上げる。
センのペニスからはドクドクと先走りが溢れ、バンの口元からその塊がボタボタと床に落ちた。
(…気持ちいい…。バンの口の中、…温かくて湿り気が十分あって…)
センは恍惚の表情で腰を振り続ける。
バンは顔を真っ赤にして必死にセンのペニスを愛撫する。
それだけで興奮の絶頂だった。
やがてセンにも限界が来た。
「…あッ、あッ!!…イッ、イクぞ!…バンッ、イクぞォォッ!!」
ドクッ!!ドクンッ!!ドクドク…!!
センはその瞬間、バンの喉の奥へペニスを突き刺し、そこからドクドクと全エネルギーを放出した。
「んーッ!!」
バンがセンのペニスを抜こうとする。
センはすかさず、バンの頭を掴んでいる手に更に力を入れ、
「そのまま飲んで、バンッ!!」
と言った。
やがて。
ゴクン…!!
バンの喉が大きく動いた。
「OK、バン。そのままゆっくりとオレのチンチンをしゃぶって。綺麗に掃除してよ」
センが言うとバンは同じようにセンのペニスをゆっくりとしゃぶり始めた。
この間、バンは目をギュッと閉じ、顔を真っ赤にしていた。