非番の情事 第17話
「今日はバンを気持ち良くさせるのが目的じゃないんだよ…」
この言葉に、
「え?」
と言って、バンは急にがっかりした表情を見せた。
「何だよ、バンん。今まで散々よがってきたのにまだよがりたいの?」
センがそう揶揄を投げかけると、
「そッ、そんなんじゃねぇよっ!!」
と顔を真っ赤にして強がるバン。
「かわいいね、バンは。」
センはバンにそっと口付けをする。
そして、
「よっこらせ!」
と言ってバンの横に足を投げ出して座った。
「バン、見てよ。オレのココ、こんなにビンビン♪」
股を大きく開き、センが股間のペニスを指差す。
それは大きく天を向いて勃ち、光沢のある鮮やかなグリーンのスーツを思い切り押し上げていた。
「…!」
バンの目が釘付けになる。
喉が大きく動いたのがセンでも分かった。
と同時に、バンのペニスが一回りも二回りも大きくなったように感じた。
「さぁ、バン。今日はバンがオレを気持ち良くしてよ」
「!」
俄かに怯えた表情になるバン。
「バンだけ気持ちいい思いするのはずるいよ。オレだってこんなんなんだから」
「…」
センの言葉に何も言えないバン。
「…分かったよ!」
バンはそう言うとセンの横にどっかと腰を下ろした。
そう言いながらも、バンの目はセンの股間を凝視している。
「じゃ、バン。オレのを触ってよ」
センの息遣いが少しだけ荒くなる。
「…センちゃんの、…デカいね」
バンが呟いた。
「自分のとどっちがデカい?」
わざと揶揄を投げるセン。
「…オレかな?」
ニヤリとするバン。
「…じゃあ…」
センはそう言うと、バンの両腕を掴み、ぐいと引っ張った。
そして急に態度を変え、言い放った。
「オラッ!お前の欲しがってたペニスだ!しっかり味わっとけよ!」
いつもより少し言葉を荒くしてセンはそう言うと、スーツ越しにバンの顔を無理矢理センのペニスへ埋めた。
そしてバンの頭を固定し、グリグリと押さえ付けた。
「んーっ!!」
いきなりのことにバンがバタバタと暴れる。
センはバンの鼻息、顔にぶつかるペニスからの感触を味わう。
(…気持ちいい…)
「バンッ!もっとオレを気持ち良くしてよ!」
センはそう言うと、バンの体を離した。
「…はぁ…、…はぁ…」
窒息しかけたのか、それとも興奮しているのか、バンも大きく息をしている。
センも興奮の絶頂にいた。
ずっと想っていたバンのすぐ近くにセンのペニスがある。
しかもすぐに触ってもらえる位置にある。
いや、すぐに触らせるためにそこに存在しているのだ。
センのペニスは更に一回り大きくなったように感じられた。