非番の情事 第10話


翌日。
この日はバンとセンは非番。
アリエナイザーの侵略もなく、他のメンバー達もそれぞれ思い思いの休暇を取っていた。
1人地下倉庫に向かうセンがいた。
普通は許可なく地下倉庫には入れない。

(…バンは来ているだろうか…)

心臓が早鐘を打つ。
昨日、同じくらいの時間に地下倉庫でバンを襲った。
いや、犯したといった方が早いかもしれない。

(…だけど、バンがあんなに感じやすいなんて…)

そう思うだけでセンの股間は痛いくらいに勃起し、制服を押し上げていた。

(…バンはちゃんと地下倉庫にいるのだろうか。変身して、フェイスなしで怯えながら俺を待っているだろうか?ペニスをビンビンに勃起させているだろうか?)

自分自身は、昨夜撮影したバンの悶える写真を見ながら何度もヌキまくった。

(…今日はどんなことをしよう?)

地下倉庫は誰もいないかのようにしんと静まり返っている。
だがわずかに扉が開いていた。
センは扉に手を掛けた。
そこで思わず息を飲んだ。
バンがちゃんとその場にいた。
しかしバンはセンの予想に反したことをしていた。
バンが変身して、フェイスなしの状態で倉庫の奥の方で椅子に座っている。
もちろん、センには気付いていない。
どこか落ち着きなく、ソワソワしているのが分かる。
その時、バンは自分の右手をスーツ越しに自分のペニスの部分へ持っていった。
そしてゆっくりと撫で始めたのだ。

「…んッ、…んあ…」

するとバンのペニスに変化が出てきた。
大きく勃起して行くペニス。
椅子に座り少しふんぞり返る形で座っているので、当然、バンの勃起したペニスの山がはっきりと見える。
と、バンは今度はそれを掴み、ゆるゆると上下し始めたのだ。

「…ん…、…あ…はぁ…」

バンの喘ぎ声が少しずつ聞こえ始める。
そして目を閉じ、上を向き、恍惚とした表情を浮かべていた。

クチュ、クチュ…

いつの間にか、バンが作り出す淫猥な音が聞こえ始めた。

「何を一人で楽しんでるんだい、バン?」

センはそう言うと倉庫の中へ入り、扉を閉めた。
びっくりして振り向くバン。
そしてセンを睨み付けた。

「あれ?」

センはそう言うとバンに近寄り、バンを無理矢理椅子から立ち上がらせた。

「バンのココ、濡れてるよ?」

そう言うとセンはバンのペニスの先端をクリクリと弄った。

「あッ!!ああッ!!」

ヌルヌルとした感触。

「…やッ、止めろォォッ!!」

バンはそう言いながらも抵抗しようとしない。

「感じちゃってるんだ?本当にやらしいなぁ、バンは」

そう言うとセンはバンから離れた。
この時既に、センも同じように変身していた。

「…クッ、…はぁッ、…はぁッ!!」

バンが大きく息をする。
そして、

「やるならさっさとやれよ!」

と言った。

「やだね」

センがそう言うとバンは、

「え?」

と言った。
ちょっとだけがっかりしたような表情を見せた。

「やるなら自分でやってみろよ、バン。今、自分でやってただろう?」

バンが驚いて目を丸くする。

「エライな、バンは。昨日、俺が教えてやったことを自分で実践してんだもんなぁ」

「…」

バンはセンと目を合わせようとせず、俯き加減にしている。

「ほら、やってみせてよ、バン」

「…」

それでもバンは黙ったままだ。

「あ、そう。言うことが聞けないんだ?」

そう言うとセンは携帯を取り出し、例の写真を見せた。

「!」

途端に怯えた表情になるバン。

「さぁ、やってみせてよ」

センは再び落ち着いた調子でそう言うとバンに近付き、唇にキスをした。

「…うう…」

バンはギュッと目を閉じるとゆっくりと自身のペニスに手を伸ばした。
そして、

「んッ!!」

と一言呻き、体をピクリとさせた。


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