僕だけのヒーロー 第46話
「…ふ…う…」
僕は竜也さんに強制射精させられました。
しかも、僕が竜也さんにやったように何度も寸止めをされて。
でも、その全てが凄く気持ち良くて、快感で、改めて僕は竜也さんが大好きなんだと確信しました。
「よいしょ…と」
僕はゆっくりと起き上がりました。
「うわ…」
僕のスーツ。
鮮やかな緑色のスーツは今は僕が飛ばした精液でベタベタに汚れ、光沢を失っていました。
それにあちこちに精液が飛び散り、それが独特の臭いを放っていました。
「ティッシュ、ティッシュ…と」
僕はティッシュを取ろうとしました。
その時でした。
「…シオン…」
その声に振り向いた僕は思わずドキッとしました。
「…竜也…さん?」
竜也さんが僕をじっと見つめています。
しかも、何だか物凄く思いつめた表情をしているのです。
「…シオン…」
僕の心臓はドキドキと早鐘を打っています。
「…オレも、…気持ち良くして…、…くれないかな…?…オレも、…気持ち良くなりたい…!」
そう言うと竜也さんは、自分の真っ赤なスーツの股間の破れ目に手を突っ込みました。
グチャ…!!
淫猥な音がして、その中から出て来たものを見た時、萎えかけていた僕のアソコが再び急速に熱を帯び始めました。
竜也さんのアソコ。
何度も見慣れた竜也さんの大きな、太くて熱いそれが未だ天を向いて勃起していたのです。
「なぁ、シオンん。…頼むよ。…オレを…、…オレのも…しゃぶってくれないかな?」
そう言いながら竜也さんは膝で歩き、僕の方へ徐々に寄ってきます。
光沢を失った真っ赤なスーツの股間から飛び出した竜也さんの大きく勃起したアソコはどす黒く、先走りをいっぱい垂らしているのでてらてらと輝き、強烈な臭いを放っていました。
その目は凄く切なくて、でも凄く艶めかしく思えました。
「…はい…」
僕は躊躇いなんて全くありませんでした。
僕の右手はゆっくりと目の前の竜也さんの大きく勃起したアソコを優しく包み込みました。
「んッ!!」
竜也さんが一瞬、体をピクリとさせます。
「…」
僕はまず、竜也さんのアソコの先端を舌先で突きました。
「ああっ!」
竜也さんが喘ぎます。
クチュ、クチュクチュ…!!
竜也さんのアソコの先端に溢れて、ドロドロと流れている先走りを僕は必死に舐め取ります。
独特の匂いと苦味が僕の口の中いっぱいに広がります。
「ああっ!!ああっ!!」
竜也さんの腰がガクガクと震えています。
目は虚ろになり、口を半分開けて、上気した表情でぼんやりと僕を見ています。
「…は…ふ…!」
今度は僕は、竜也さんのアソコに沿って舌をゆっくりと這わせます。
「はぁぁぁ…!」
竜也さんが情けない声をあげます。
その声を聞きながら僕のアソコは最大にまで勃起し、尿道を伝ってきた先走りがぽたぽたと床に伝っているのが分かりました。
「覚悟して下さいね、竜也さん!」
そう言うと僕は竜也さんのアソコを一気に口の中に入れました。
「あああああっっっっ!!!!」
竜也さんが叫び声をあげ、体をビクビクと跳ねらせました。
グジュッ、ジュルッ!!
ドクドクと溢れてくる竜也さんの先走りと、僕の唾液が淫猥な音を奏でます。
「ああっ!!ああっ!!シッ、シオンんッ!!」
竜也さんが僕の頭を掴みます。
そして無意識でしょう、腰を突き上げます。
「んッ!!んッ!!」
僕の喉の奥に竜也さんのそれが何度もぶつかり、僕は何度もえづきそうになりました。
でもそれを必死に堪え、竜也さんのアソコを舐め上げます。
グジュッ、グジュッ!!ジュボジュボッ!!ジュルジュル…!!
僕の口の端から竜也さんの先走りと僕の唾液が伝います。
ジュルルルルルゥゥゥゥッッッッ!!!!
僕は口をすぼめ、竜也さんのアソコをぎゅうっと吸い上げました。
「うああああっっっっ!!!!」
竜也さんが叫びます。
「…シ、…シオンに…!!」
竜也さんの瞳は既にどこを見ているのか分かりません。
「…シオン様に…。…シオン様にオレの精液が…吸い取られる…!!…強制射精…させられてしまう…!!」
(お望み通りにしてあげますよ!)
ジュルッ!!ジュボジュボジュボジュボッ!!
僕は何度も頭を上下し、竜也さんのアソコを扱きます。
「ああっ!!ああっ!!ああああっっっっ!!!!」
竜也さんの声が上ずり始めます。
「ああっ!!やっ、やべッ!!」
そう言った途端、竜也さんが僕の頭をぎゅっと掴んだかと思うと、強引に上に上げました。
「…え?」
僕の口の中から竜也さんのアソコがぶるんと音を立てて飛び出しました。
「ああっ!!」
寸止めを食らったのでしょう。
竜也さんが素っ頓狂な声を上げました。
「…た、…竜也…さん?」
竜也さんの意図が全く分からず、僕はきょとんとして竜也さんを見上げます。
「…はぁ…、…はぁ…!!」
竜也さんが大きく息をして僕を見ています。
「…たい…」
「え?」
竜也さんが何かを呟いたのですが僕は聞き取れず、思わず聞き返しました。
すると竜也さんは僕を胡坐をかいている竜也さんの足の上にちょこんと載せ、ぎゅっと抱き締めました。
「…た、竜也さん?」
「…挿れたい…。…シオンと、…一つに…なりたい…」
「!!」
いつかはそうなるだろうと思っていたことが急に現実になり、僕の体は凍り付いたように固くなりました。
じっと見つめている竜也さん。
その瞳は物凄く真剣でした。
すると竜也さんは僕のお尻に手を回し、二つの丘の奥をゆっくりと撫で上げました。
「…シオンの、…ここで、…オレの…、…エネルギーを…吸い取られたい…!!」
その時、僕は竜也さんにキスをしていました。
キュッ、クチュッ!!
僕のキスを受け入れた竜也さんが舌を絡めてきます。
お互いのキスが、お互いの舌がお互いを求めます。
「…いいですよ…」
僕は小さく呟きました。
「…僕も、…竜也さんが…、…欲しい…。…竜也さんと…、…一つに…、…なりたい…」
「…うん」
竜也さんもニッコリと笑い、もう一度僕達はキスをしました。
その日、僕達は遂に一つになりました。
最初は正直に言うと、凄く怖かったです。
竜也さんの大きなアソコが、僕の後ろにちゃんと入るのか、痛くて堪らないんじゃないかって。
でもそこはさすが竜也さんでした。
僕が痛くないように、ゆっくりと、本当に物凄くゆっくりと挿れてきたのです。
竜也さんの、入ったよ、の声がするまで、本当に入っているのか分からないくらい。
それからはもう無我夢中でした。
僕は竜也さんを求め、竜也さんも物凄いテクニックで僕を狂わせてきます。
あるピンポイントを突かれた時、僕の体に物凄い電流が流れました。
それを見逃すような竜也さんではありませんでした。
それからはそこばかりを執拗に責め続け、僕を狂わせます。
僕は竜也さんの名前を何度も叫びながら、何度も射精させられました。
そして。
竜也さんは僕の名前と、「アイシテル」の5文字を何度も言いながら、僕の中の一番奥の部分で果てたのでした。