僕だけのヒーロー 第40話
「「クロノチェンジッ!!」」
僕と竜也さんがそう言った瞬間、僕達の体は眩しい光に包まれ、次の瞬間、僕達は色違いのスーツに身を包んでいました。
ベッドで寝ている僕は鮮やかな緑の光沢のあるスーツ。
それがいつもよりも体に密着しているように思いました。
そして。
僕の上に伸しかかっている竜也さん。
何度も見た、そして全てがいとおしく思えるその鮮やかな真っ赤な光沢のあるスーツ。
何度見てもかっこいい、竜也さんをしっかりと包み込んでいるそれは、まるでそれ自体が竜也さんを拘束しているようにぴったりと体に吸い付き、竜也さんの腕や足、それに腹筋などの筋肉をしっかりと浮かび上がらせていました。
中でも。
竜也さんの股間。
男としての象徴である竜也さんのアソコ。
僕が何度も犯し、陵辱し、竜也さんのエネルギーを噴出させまくったアソコ。
それは今は臍の方に真っ直ぐに伸び、窮屈そうにベルトを押し上げていました。
「…いやらしいなぁ、シオンは…!」
竜也さんの声が僕を現実に引き戻しました。
目の前の竜也さんはニヤニヤとして僕を見ています。
「…な、何ですか?」
そのあまりのニヤニヤさ加減に僕は思わず顔を引き攣らせました。
「大きいね、シオンのって!」
そう言って竜也さんは僕のアソコに竜也さんのをグイグイと押し付けてきました。
「たっ、竜也さんだって勃ってるじゃないですかッ!!」
顔が火照っているのが分かります。
僕は竜也さんのそれへ手を伸ばしました。
すると竜也さんは少し腰を浮かせ、僕の手が僕と竜也さんの間に入りやすいようにしてくれました。
「竜也さん?」
僕は思わず声をかけます。
竜也さんは優しい眼差しで僕を見ています。
「…ずっと、…握ってていいよ…」
竜也さんは一言、そう呟きました。
僕の右手は竜也さんのそこへ達し、スーツの中で熱くなっているそれを優しく包み込みました。
「…ッ!!」
一瞬、竜也さんが体をビクリとさせ、目をギュッと閉じました。
でも次の瞬間、竜也さんの顔は恍惚としていました。
「…竜也さんの、…いつもよりも大きい…」
何度も触っているはずなのに、何度も握っているはずなのに、今日の竜也さんのアソコはいつにも増して大きく、熱く、そして硬くなっていたのです。
「…お互いに、素直になれたから…かな?」
そう言うと竜也さんは僕にそっとキスをしました。
…チュッ、…クチュッ…
僕と竜也さんはお互いの舌を絡ませ合います。
竜也さん、やっぱり凄いです。
竜也さんのキスは凄く気持ち良くて、僕をぼぉっとさせます。
竜也さんの舌が僕の舌を絡め取ります。
僕も負けじと一生懸命に竜也さんのを捕らえます。
「…ん…、…ふ…ッ…!!」
でも竜也さんには叶いません。
頭がぼぉっとして、口の隙間から涎が垂れてきました。
「…気持ちいい、シオン?」
ちょっと唇を離すと、竜也さんが言いました。
「…はい…。…もっと…」
言いかけて僕は驚きました。
僕の口からそんな言葉が出てしまうなんて!
すぐに竜也さんの顔を見ました。
竜也さんも少し驚いた表情をしています。
でもそれが竜也さんの火を付けてしまったみたいです。
竜也さんの顔がニヤッとしたのです。
そして、僕が握り締めている竜也さんのアソコが更に硬さを増したのです。
「…気持ちいいんだ、シオン。じゃあ、もっと気持ちよくしてあげないとね!」
そう言うと竜也さんは僕の首筋に頭を埋めました。
…チュッ、…チュルッ…!!
いやらしい音を立てて、竜也さんが僕の首筋にキスしてきます。
「…んっ!!…あっ!!」
竜也さんがキスをするたびに、僕の体には表し様のないくらいの電流が流れます。
そのたびに僕は体をビクビクと跳ねらせます。
…チュッ、…チュッ…!!
「ああっ!!はぁっ!!」
竜也さんの耳元で淫らに喘ぐ僕。
「へぇ、感じやすいんだ、シオン?」
竜也さんが顔を一度起こし、僕を見ています。
「…たっ、竜也…さん…ッ!!」
僕は荒い息をして竜也さんの名前を呼びます。
すると竜也さん、僕と額をくっつけて、
「かわいいよ、シオン。もっともっと愛してあげるね」
と言い、再び僕にキスをしてきました。
…ジュッ、ジュルッ!!
「…んんっ!!…んんっ!!」
すっかり立場が逆転してしまっています。
でも僕は本当に声をあげるしか出来ませんでした。
だって竜也さん、僕が感じるところ全てを知っているかのように責めてくるのです。
竜也さんの右手が僕の胸をゆっくりと、妖しく撫でます。
その指先が僕の胸の淡いピンク色の突起を撫で上げるたび、僕の体に電流が流れるのです。
「んあっ!!」
その時、竜也さんの指が僕の胸の突起をキュッと摘みました。
そして摘んだまま、小刻みに上下左右に振り始めました。
「ああっ!!ああっ!!」
「フフフ。感じてるみたいですね、シオン様?」
竜也さんが意地悪く言います。
「…たっ、…竜也…さん…ッ!!」
「俺のテクニックでシオン様を狂わせてさしあげます」
そう言うと竜也さん、今度は摘んでいた突起を指で細かく弾き始めました。
「あああっっ!!いやあああっっっ!!!!」
竜也さんの言葉攻めと言い、僕のことを「シオン様」と自分で言ってくれたことといい、僕はすっかり快感に浸ってしまっています。
「気持ちいいんですか、シオン様?」
僕はガクガクと首を縦に振るしか出来ません。
「もっと気持ちよくなりたいですか?」
「ああああっっっっ!!!!」
いつの間にか、竜也さん、両手で僕の両方の突起を摘み、弾いたり、転がしたり、摘んでブルブルと震わせたりをくり返しています。
「もっと気持ちよくなりたいですか?」
「…は、…はい…。…もっと…ッ、…もっと…ぉっ…!!」
もう羞恥心もありませんでした。
凄く気持ち良くて、僕は本当に狂いそうになっていました。
「じゃあ、僕の質問に答えてください、シオン様」
そう言うと竜也さんはゆっくりと起き上がりました。
そして僕の太腿辺りに座り、両足で僕の両足を挟み込みました。そして竜也さんの足と僕の足の間に僕の両腕を挟みました。
僕は身動き取れません。
そんな竜也さんの目の前には、大きく膨らんだ僕のアソコ。
それはビクビクと蠢き、その先端部分はすっかり光沢を失っていました。
「こんなに濡らして。なんていやらしいシオン様だろう」
「…ッ!!」
僕は顔を真っ赤にしました。
「…竜也…さん…!」
目頭が熱くなってきました。
すると急に竜也さんの顔がフッと優しくなりました。
「…ごめん。ちょっと虐めすぎたかな?」
そう言うと竜也さんは身を屈め、僕にチュッとキスをしました。
「シオンがさぁ、凄くかわいいから。ついつい虐めたくなっちゃうんだよね!」
「…竜也…さぁ…ん…」
僕は挟まれている腕を抜くと、竜也さんの背中に回し、ギュッと竜也さんを抱き締めました。
「好きだよ、シオン!」
「竜也さん!竜也さん!」
すっかり甘えん坊になってしまっていました。
「…どうして欲しい、シオン?」
もう羞恥心もありませんでした。
「…触って…下さい…」
「…どこを?」
再び竜也さんが意地悪い目で僕を見ます。
「…僕の、…アソコを…、…奉仕…して…下さい…。…忠誠を…、…誓って下さい…!」
最後の言葉は僕の精一杯の強がりでした。
この後、僕自身がどうなるかはちゃんと分かっていたので。
「心配しなくてもいいよ、シオン」
竜也さんの優しい声。
「…僕は、ずっと『シオンだけのヒーロー』だからさ!…じゃあ、いくよ…」
そう言った竜也さんの右手が、大きく勃起し、先走りを溢れさせている僕のアソコをそっと包み込みました。