僕だけのヒーロー 第30話
「シッ、シオンッ!?」
僕の上に体を重ねていたドモンさんが慌てて声をあげました。
それもそのはず。
僕はクロノチェンジし、タイムグリーンになっていたからです。
僕の体に吸い付くように絡み付いている鮮やかな緑色のスーツ。
ドモンさんほどではないけれど、僕の腕、足の肉付きがはっきりと分かります。
何よりも僕のアソコ。
ドモンのキスで大きくなってしまったそれは、下半身の中心で大きな山型を作っていました。
「…何故か分からないんですけど、我慢が出来なくなっちゃって…」
僕はテレ笑いをしてドモンさんに言いました。
「…だ、だけどシオンは竜也が好きなんだろう?だったら無理にとは言わない。って言うか言えねぇよ!」
ドモンさんは僕の上に四つん這いになって言いました。
「いいんです。僕がそうしたいと思ったんですから」
僕はそう言うと、右手を下の方へ伸ばし、ドモンさんのアソコをキュッと握りました。
「んあっ!!」
突然のことにドモンさんはビックリして腰を跳ね上げます。
ドモンさんの大きくなったそれはドクンドクンと脈打ち、時折、ビクンビクンと僕の手の中で暴れています。
「僕、確かに竜也さんのことが凄く好きですよ。いつも一緒にいて欲しいって思うくらい。でも、ドモンさんのことも大好きなんです。僕のことを真剣に考えてくれて、僕を守ってくれるって言ってくれて。だから今はドモンさんと一緒にいたい。そのうち、竜也さんが振り向いてくれると思うから」
僕がそう言った途端、ドモンさんが僕にがばっと折り重なり、物凄い力で抱き締めてきました。
「…ドモンさん…」
「…ゴメンな、シオン…。竜也もオレもどっちも不甲斐なくてさ…」
「そんなことないですよ」
僕はそう言うとドモンさんと向き合いました。
「僕、嬉しいです。心強いナイトが2人も出来て」
「…シオン…」
ドモンさんが真顔になったかと思うと僕の両頬を包みました。
「…ホントに、…いいんだな?」
「ええ。ドモンさんの好きに、…して下さい…」
僕はコクンと頷くと、ゆっくりと目を閉じた。
そして両足をほんのちょっとだけ開きました。
その時、ドモンさんの顔が近付いてくる気配がして、ドモンさんの唇と僕の唇が触れ合いました。
ドモンさんの得意な、啄ばむような優しいキス。
ちょいちょいと食むようなキスは僕をぼぉっとさせていきます。
「…シオン、…いや、…シオン様…」
「何ですか、ドモンさん?」
「…オレと竜也で、必ずシオン様をお守りいたします」
「はい」
それだけ言うとドモンさんは再びキスをしてきました。
そしてゆっくりと僕の口の中へ侵攻を開始しました。
「…ん…ん…」
そのキスは本当に上手くて、とろけそうなくらい気持ち良くて。
いつの間にか僕のアソコはまたビンビンになっていました。
それを見たドモンさん。
思わずニヤリとして、
「元気ですね、シオン様のここ」
と言ってキュッと握ってきました。
「ああっ!!」
僕の体に物凄い電流が流れ、僕は思わず声をあげてしまいました。
「たっぷり気持ち良くしてあげますね」
「僕の後はドモンさんがまたやられて下さいね!」
僕がそう言うとドモンさんはニヤリとして頷きました。
僕とドモンさんの唇や舌が絡み合います。
ピチャピチャ、クチュクチュ…
淫猥な音が僕の部屋に静かに響いています。
そのうち、ドモンさんの指が僕の体を撫で始めました。
キュッ、キュッ…
ゆっくりと僕の胸の辺りで動くドモンさんの指。
僕の緑色のスーツと、ドモンさんの黄色のグローブがざわざわと音を立てます。
その動きは微妙で、まるで肌に触れているか触れていないかのところで動いているかのようです。
「…んッ、…んんッ…!!」
その刺激に思わず感じてしまう僕。
声を出さずにはいられませんでした。
「…気持ちいいのか、シオン?」
ドモンさんの優しい声。
「…はい…」
僕は小さく頷く。
「…じゃあ、もっと感じさせてやるよ…」
ドモンさんはそう言うと、スーツ越しに僕の体に顔を近付けました。
そしてゆっくりとキスをし始めたのです。
「ああっ!!」
感じずにはいられませんでした。
スーツ越しなのに、物凄く気持ちがいいんです。
「ここはどうかな?」
ドモンさんがそう言った途端、僕の体に言いようのない電流が流れました。
ドモンさんが僕の胸の突起物にチュッと口づけたのです。
「ふあああっっ!!」
さっきより大きな声をあげて、僕は体を大きく仰け反らせました。