僕だけのヒーロー 第25話


「うぅぉわああああっっっ!!!!ぐわああああっっっ!!!!」

ドモンさんの叫び声が僕の耳を劈きます。
それと同時に、

ヴヴヴヴ…

という振動音。
僕はドモンさんの大きく勃起した股間にエビル・サンダーを当てているのです。

「…ッ!!」

次の瞬間、ドモンさんの体から力が抜け、ドサリと前のめりに倒れました。

「…ううッ、…クゥッ…!!」

ドモンさんが股間を押さえ、目をギュッと閉じています。

「…俺の、…俺のムスコが…!!…痺れる…ッ…!!」

強烈な電撃を食らわされて激痛に顔を歪ませるドモンさん。
というか、ドモンさんの演技って凄い。
その役になり切ってるんです。

「どうですか、ドモンさん。もう終わりですか?」

僕はそう言って倒れているドモンさんの前に立ちました。
僕のアソコは超ビンビン。
ドモンさんが下から見上げればその山型がクッキリと浮かび上がっています。

「…まッ、まだまだぁッ!!」

ドモンさんはそう言うと僕に向かってきました。
そして凄い勢いで僕は後ろへ押し倒されたのです。

「…クッ…」

ドモンさんと僕とでは力の差は歴然です。
両手を押え付けられている僕は身動きが取れません。
とその時、ドモンさんが僕の唇にそっとキスをしてきたのです。

「…ドモン…さん?」

僕はビックリしてそう言ってしまいました。
するとドモンさんは優しい笑みを浮かべて、

「…ゴメン。でもさ、シオンにキスしたかったんだ」

と言いました。

「あまりにシオンがかわいくてさ」

「ダ、ダメですよ、ドモンさんッ!!今は演技中なんですから!!」

僕はぷっと顔を膨らませました。

「アハハ、ゴメンゴメン。…さぁ、シオンの反撃だぜ?」

そう言ってドモンさんはちょっと笑うと、再び僕の腕を強い力で押え付けてきました。

「…あ?」

僕は不意に横を向いてやりました。

「え?」

それに釣られてドモンさんの顔がその方向に動きました。
と同時に腕の力が緩みました。
その隙を突いて僕はドモンさんの脇腹へキックを繰り出しました。

「うわああっっ!!」

またドモンさんが派手に横へ倒れます。

「バカですねぇ。こんなんで釣られるなんて…!」

僕は立ち上がると大声でそう言いました。

「…きッ、汚ねぇぞぉッ!!」

ドモンさんが立ち上がろうとします。
そうはさせまいと僕は四つん這いになっているドモンさんの股間に背後からエビル・サンダーを入れ、スイッチを入れました。

ヴヴヴヴヴ…ッ!!

「ぐわああああっっっっ!!!!」

ドモンさんが目をカッと見開き、大声をあげます。
そしてそのままうつ伏せに倒れました。
僕はそんなドモンさんを仰向けにしました。

「勝負なんて、何でもありなんですよッ!!」

僕はそう言うと今度はドモンさんの上に飛び乗りました。

「ぐふっ!!」

ドモンさんが呻きます。

「…さぁ、どうしてあげましょうか?」

「どっ、退けよッ!!」

ドモンさんが僕を睨みます。
その顔が物凄くカッコイイんです。

「まずはドモンさんの力を全部吸い取ってあげましょう」

僕はそう言うとドモンさんの両腕を両足で押え付けました。

「…ドモンさん、痛くないですか?」

ちょっと心配だった僕がそう言うと、ドモンさんは少し微笑み、コクンと頷いた。

「重くないですか?」

するとドモンさん、ちょっと考え込むと、

「…ちと、…重いかも…」

と言いました。
ちょっとムカッ!
僕は両腕をドモンさんの脇の下に入れました。

「なッ、何をする気だよッ!?」

ドモンさんの声が上ずります。

「…ドモンさんの力を吸い取るんですよ!」

そう言うと僕は思い切りドモンさんの脇の下をくすぐり始めました。

「うわあああっっ!!やッ、止めろォォッッ!!」

その途端、ドモンさんの体がビクビクと跳ね始めました。
でも僕をお腹の上に乗せ、両腕を固定しているので逃れることが出来ません。
為す術のないまま僕にくすぐられています。
ドモンさんの顔がどんどん赤くなってゆきます。
笑いを必死に堪えてるみたいです。

「ドモンさんを腑抜けにしてあげます!」

僕はそう言うと更にくすぐる速さを速くしました。

「ギャハハハハハ!!!!」

とうとうドモンさんが笑い始めました。

「ギブアップですか、ドモンさん?」

僕が尋ねると、

「つーか、シオンッ!!マジでくすぐってぇっ!!」

とドモンさんが涙を流して言います。

「ギブアップ?」

僕がもう一度尋ねると、

「ギブギブ!!」

とドモンさんは首をガクガクと縦に振りました。

「…はぁ…、…ひぃ…」

ドモンさんが荒い息をします。
僕はドモンさんの横に座りました。

「さぁ、ドモンさんを僕のおもちゃにしてあげます」

僕の心臓は興奮で早鐘を打っていました。


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