課外授業 第8話
「あああああっっっっ!!!!」
魁の叫び声が魔法の小部屋に響く。
「…かっ、体がッ!!…熱いッ!!…おかしくなりそうだぁぁっっ!!!!」
魔法変身した魁が頭を抱え、地面をゴロゴロと転げ回る。
魁の股間。
男の子としての象徴がスーツの中で真っ直ぐに伸びている。
その形はくっきりと浮かび上がり、先端のくびれが赤いスーツに包まれて淫猥さを増長していた。
「…ちッ、チィ兄ィッ!!…なッ、何を、…飲ませたんだよォォッッ!?」
「だから、催淫剤だっつの!」
オレはそう言うとゴロゴロと転がっている魁を仰向けにするように蹴飛ばした。
「うわあああっっっ!!」
蹴飛ばされたところを片方の手で押さえる魁。
そしてもう片方の手は自身の股間をギュッと掴んでいる。
「どうしたんだよ、魁ぃ?」
オレの股間の情熱もはちきれんばかりに勃起している。
魁の体の異変はオレにも分かっていたからだ。
「魁っ!!」
オレはそう言うと魁の体を後ろから抱き抱えた。
「んッ!!」
魁の体がピクリと跳ねる。
オレは意地悪く、魁を抱き抱えている腕をそのまま魁の胸へと持っていった。
そして魁の胸の突起の周りを妖しく撫で始めた。
「はああああっっっ!!!!」
魁の声が上ずる。
「何だよぉ、魁ぃ?これだけで感じちゃってるのかぁ?」
オレは何度も何度も魁の胸を撫で回す。
「ああッ!!あッ!!あッ!!…やッ、止めろよ…ォッ!!」
オレが触るだけで声をあげる魁。
とその時だった。
ゴゴゴ…という音がしたかと思うと魁の体がふわりと浮き上がった。
「…魁?」
オレはマスクの中でニヤリとした。
(…薬が確実に効いている!)
魁の体は浮き上がり、壁に背中をしっかりとくっつけて止まった。
「…な、…何だよ…、…これ?」
魁の意識とは別のところで魁の体が勝手に動く。
まず魁の両腕は肩の高さで左右に広げられた。
そして壁からつるのようなものが伸びてきて手首を縛り上げた。
そして両足は大きく開かれ、足首のところで同じようにつるが伸びてきて縛り上げた。
「うわ、魁ぃ、なんていやらしいんだよ…!!」
オレはわざと揶揄を投げかける。
魁は体を大の字に広げ、その股間だけを盛り上がらせている。
その股間はピクピクと蠢いていた。
「はっ、放せよッ!!チィ兄ィッ!!」
「ダメだよ、魁。それはオレの意志じゃない」
「…え?」
魁が一瞬戸惑ったような声をあげる。
「それはお前の意志だよ、魁。お前、自分が何の魔法が得意が分かってるだろ?」
「…ま、…まさか…!?」
魁の声が震えている。
「そう、そのまさか。お前の得意魔法は練成術。そのかっこうはお前の心の奥底にあったお前の欲望。縛り付けられて身動き取れなくなって、それでオレに犯されたいっていうね!」
「…ちが…!!」
魁がオレの言葉、言い換えれば自身の奥底にあった淫猥な気持ちを否定しようとする。
オレはツカツカと魁のもとへ行き、ピッタリと体を密着させた。
「んあッ!!」
魁が声をあげ、ビクリと動く。
「ほぉら、こうすると気持ち良いだろう?」
オレは魁と自分の股間の情熱を密着させ、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「…んッ、…んあッ…!!…あ…ぅ…ん…!!」
オレと魁の情熱がぶつかり合う。
オレはその状態で腰を上下に突き動かし始めた。
「ああッ!!ああッ!!あああッッッ!!!!」
魁の情熱もつられるように上下する。
その刺激に魁が声をあげる。
「…気持ち良いだろ、魁ぃ?」
「…ッ!!」
必死にその快感に耐えようとする魁。
「オレに犯してほしかったんだろ?こうやって身動き取れなくされて、無茶苦茶にされたかったんだろ?」
「あああああっっっっ!!」
羞恥に魁が声をあげる。
とその時だった。
…クチュ、…クチュ…
淫猥な音が情熱から聞こえ始めた。
「…魁ぃ♪」
オレはそう言うと、
「マジーネ!」
と唱え、マスクだけを外した。
「お前のオチンチンの先端、濡れてるぞ?」
「うッ、うわあああっっっ!!!!」
魁が絶叫する。
魁の情熱の先端部分が光沢を失い、ヌルヌルとした涙が溢れ出していたのだ。
そしてオレの情熱の先端も濡れ光っていた。
「さぁ、ここからが本番だぜ!覚悟しろよ、魁ッ!」