課外授業 第36話
とうとう言った。
オレは兄弟の中で魁が一番好きで、魁もオレが兄弟の中で一番好きで。
「(兄弟で禁断の愛…か…)…フ、フフフ…」
おかしくなって笑ってしまった。
「…ど、どしたの、チィ兄ィ?」
オレの横で、寝転がっている魁がきょとんとしている。
「…嬉しいんだ…」
「何が?」
そう言う魁の唇にそっと口付けをした。
「…お前とこんなことが出来ること!」
「…えへへへ…」
ちょっと恥ずかしそうに笑う魁。
そして、
「…オレもね、チィ兄ィと抱き合ったり、キスしたり、エッチなことが出来て、凄く嬉しいよ」
と言い、下半身をオレの下半身にグイッと押し付けた。
その瞬間、オレは吹き出しそうになった。
「…お前なぁ…」
そう言いながらオレは魁の下半身、股間の情熱をそっと包み込んだ。
「んあああっっっ!!!!」
突然、大声をあげて魁が喘いだ。
「…相変わらずの熱さだな、魁のココ」
オレはそう言うと魁の大きく膨らんだ、スーツの股間をはちきれんばかりにしている情熱をゆっくりと揉みしだいた。
「んあっ!!ああっ!!あああっっ!!」
「何だよ、魁?今日は滅茶苦茶いい声で鳴くなぁ」
顔を真っ赤にして艶かしく喘ぐ魁。
その表情を見てオレの情熱もムクムクと急成長し、スーツの前をパンパンに膨らませた。
「こんなことするとどうなるかな?」
オレはそう言うと魁の情熱をゆっくりと上下し始めた。
「ふああああっっっっ!!!!」
魁が体を弓なりにして喘ぐ。
と同時に、
…キュ…ッ、…クチュッ、…クチュクチュクチュ…!!
という淫猥な音がしてきた。
「…マジで?」
魁のそれを見た時、思わずオレは声をあげた。
魁のスーツのその部分は、すっかり色を失い、良く見れば、粘り気のある液体がトロトロと溢れてきていたのだ。
「そんなに感じてんのか?」
…クチュ、…クチュクチュ…!!
「んああああっっっ!!」
魁の股間を上下すればするほど、淫猥な液体がそこからトロトロと溢れ、淫猥な音が大きくなってゆく。
そして魁の声も同じように大きくなってゆく。
「たったこれだけで感じてんのか?」
「…わ、…分かんねぇよぉっ!!」
荒い息をして言葉を搾り出す魁。
「…で、…でも、今日は何だか滅茶苦茶感じちまうんだよォッ!!」
「じゃあ、もっと感じさせてやるよ!」
オレはそう言うと再び魁の股間の情熱を、速度を少しだけ速めて上下し始めた。
…クチュクチュ、…クチュグチュクチュグチュ…!!
淫猥な音が更に淫らになってゆく。
「うわああああっっっ!!」
魁が目をギュッと閉じ、首をブンブンと左右に振る。
魁の股間の情熱はビクビクと脈を打ち、オレの手に感覚として伝わってくる。
その大きさはいつもよりも大きく感じられた。
「…じゃあ、ここは?」
オレはゆっくりと起き上がると、激しく上下している魁の胸の突起物にそっと口付けた。
「はぅああああっっっ!!!!」
魁の声が掠れるほど大きな声で叫び、同時に体が最大級に弓なりになった。
ドクンッ!! ビュクッ!!
魁の情熱が大きく脈打ったかと思うと、真っ白い涙が溢れ出した。
「…も、もうイっちまったのか!?」
今度はオレが聞いていた。
「…あ、…あぁ…ッ…!!」
魁が呆然としている。
「…いや、まだイってないよな?」
「…うん」
「…じゃあ…」
オレはそう言うと魁の情熱を握ったまま、もう一度胸の突起物に口付けた。
「はあああっっ!!」
魁は相変わらず悲鳴をあげる。
オレはその突起物に舌を絡ませ始めた。
そしてそれを転がしたり、ちょっと甘噛みしたりした。
「はあああっっ!!んああああっっっ!!!!」
魁がますます声をあげる。
魁のスーツの胸は光沢を失い、淫猥な形になってゆく。
オレは次に魁の情熱を激しく上下した。
「ひあああああっっっっ!!!!」
魁が狂ったように叫び、体をばたつかせる。
「ああああっっっ!!イクッ!!イクゥゥゥッッッ!!!!」
その瞬間、オレは魁の情熱を扱く手をパッと放した。
そして舐めていた魁の胸からも。
「…んああああっっっ!!!!」
魁が悲鳴に近い声をあげる。
「イっちゃっていいのかよ?」
オレはわざとニヤリとしながら魁に言う。
「…チィ…兄ィ…ッ!!」
息も絶え絶えに、魁が言う。
顔を真っ赤にし、涙を流して。
「イっちゃっていいのかって聞いてんだよッ!!」
オレはそう言うと再び魁の情熱を激しく上下した。
「んあああああっっっっ!!!!イクゥゥゥッッッ!!!!」
だが次の瞬間もオレは手を放した。
「んあああああっっっっ!!!!」
魁が両手で顔を覆う。
そしてオレは、
「イっちゃっていいのかっつってんだよ!」
と言った。
「…や…ぁ…」
しゃくりあげながら魁が言う。
そして、
「…壊れ…ちゃう…よぉ…」
と呟いた。
「なんで?」
オレの股間もはちきれんばかりになり、射精しているというのに、まだ情熱の涙を垂らしている。
「チィ兄ィのが凄く気持ち良くて、いつもより感じちゃってるんだ…」
「…じゃあ、とっておきの魔法をかけてやるよ」
そう言ってオレは魁の股間を包み込むように手を置いた。
「…ジルマ・ジルマ・ゴンガ…!」