課外授業 第3話


「…兄ちゃん。…ゴメンってば…。…チィ兄ィッ!!」

オレは無言のまま、魁の方へ近付いていく。
魁が明らかに震えている。

「…オレを怒らせたらどうなるか、分からせてやるよ!」

オレはそう言うと魁の肩を思い切り足蹴りにした。

「うわあっ!!」

不意を突かれ、魁が倒れる。

「にッ、兄ちゃ…!!」

起き上がろうとした瞬間、オレは足を上げ、魁の股間目掛けて振り下ろした。

「…あ…」

魁が一瞬言葉を失う。
だが次の瞬間、

「ぐわああああっっっっ!!!!」

という悲鳴が辺り一帯に響き渡った。
マジスーツを着て魁の股間を踏み付けている。
魁もマジスーツを着ているとはいえ、その痛みはかなりのものだろう。

「痛ってぇぇぇぇっっっっ!!!!」

股間を踏まれて魁がバタバタと暴れる。

「うるせぇんだよ!!」

オレはそう言いながら魁の股間を踏み付けている足をグリグリと動かす。

「うがああああっっっっ!!」

魁の声がますます大きくなる。

「…あれ?」

オレは足を退ける。

「…う…、…クゥッ…!!」

足を退けた瞬間、魁が股間を押さえて横向きになった。

「おい、魁ッ!!ちょっと見せてみろよッ!!」

オレはマスクの中でニヤニヤしながら魁の足をグイッと広げ、その間に体を割り込ませた。

「…ヤッ、ヤダ…ッ!!」

魁の体が仰向けになる。
オレは魁の腕に手を掛けた。

「せぇのッ!!」

魁の腕をグイッと持ち上げる。
すると魁の腕はスルリと持ち上がった。
股間の痛みが効いているのだろう。
だが。

「…へぇ〜♪」

オレは顔が更にニヤけたことを感じていた。

「…やぁ…ッ、…見な…いで…ッ…!!」

魁が顔を反らせた。
魁の股間。
魁の男性としてのシンボルがくっきりと浮かび上がり、スーツの中で真っ直ぐに伸びている。
密着するスーツのせいで、その形まではっきり分かるのだ。

「…やだ…ぁ…!!」

頭をブンブンと左右に振る魁。
マスクの中の実物は、きっと羞恥に顔を真っ赤にさせているに違いない。

「お前、ここだけしっかりと発育してたんだな?」

オレはそう言うとそれに手を伸ばし、キュッと握った。

「んあッ!!」

いきなりのことに魁が声をあげ、ピクリと反応させる。
オレはそれをモミモミと揉み上げる。

「…やッ、…はッ…、…あ…ぅ…ん…!!」

「何だよぉ、こんなことで感じてるのかぁ?」

魁の情熱を揉み続けるオレ。
それにしても驚いた。
魁のそれはすっかり大人になっていたのだから。
体に似合わず大きく硬く、その先端はくびれがくっきりしていたのだ。

「いつの間にこんなに大人になってたんだよ!毎日部屋でやってたとか?」

オレが笑いながら言うと、魁は何も言わず、押し黙った。

「高校生だもんなぁ。毎日やったって元気だもんなぁ♪」

「…も、…もう、…止めてよ…。…チィ兄ィ」

相変わらず声が震えている魁。

「やぁだね。お前の身体検査だ」

オレはそう言うと魁の両足を抱え込み、グイッと更に広げた。


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