課外授業 第27話


ドクン、ドクン…

オレの股間の情熱から溢れ出す真っ白な情熱の涙。
何度も吐き出しているというのに、まだこんなにあったのかと自分でも驚いてしまう。

「…ウク…ッ、…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」

ドクンドクンという脈動と共にオレの股間もピクピクと蠢いた。
オレは顔を真っ赤にし、目を潤ませ、混濁する意識の中で佇んでいた。

「…きょ、強烈でござりますですぅ!!」

普段から口が裂けているようなマンドラが更に口元をニヤリとさせるものだからやや不気味だ。

「ねぇ。まだこんなに残ってたなんて、やっぱり変態翼ちゃんね!」

そう言って芳ネェが歩み寄ってきた。

(…あれ?)

その時、オレは何だか違和感を感じた。
芳ネェが。
芳ネェの右手が芳ネェ自身の股間に伸びている。
しかもその中心は何だか膨らんでいるような…。

「…ほ、芳ネェ?どこを触ってんだよ…?」

荒い息をしながら辛うじて芳ネェに尋ねるオレ。

「え?あ、ああ、コレね」

芳ネェはそう言うとオレに正面を見せないようにして立った。

「アタシもねぇ、翼ちゃんの淫乱な姿を見て、興奮しちゃったのよ…」

そう言うと芳ネェはオレの股間の、未だに硬さを変えない情熱をそっと包み込んだ。

ネチャ…

「あああっっっ!!」

マンドラとはまた違った快感がオレを襲う。

「さぁ、翼ちゃん。今度はアタシがイかせてあげる!」

そう言うと芳ネェは、未だに萎えることを知らないオレの情熱をゆるゆると上下し始めた。

グチュ、グチュ、グチュ…

「おえっ、くっさいでござりますです!」

マンドラはそう言うとスゥッとその場を離れ、遠くにちょこんと座り込んだ。
淫猥な音と強烈な匂いが部屋中に充満する。

「うっくぅぅぅっっっ!!うおおおおっっっっ!!!!」

例の苦痛がオレを襲う。

「痛ってぇぇぇっっっ!!痛ってぇんだよぉっ!!」

オレがそう叫んでも芳ネェは手を休めない。
むしろ、その動きを速めているようだ。

グチュグチュグチュ、グチュグチュグチュ…!!

「…あ、あ、あ、あ…!!」

痺れに似た感覚でオレの股間の情熱は少しずつ萎え始めた。

「あらぁ?翼ちゃん、どうしちゃったのぉ?」

そう言うと芳ネェはオレの情熱を掴み直した。

「お姉ちゃんがぁ、もっと元気にしてあげるね!」

その途端、オレの情熱が輝き始めた。

「マジ・マジ・マジカァッ!!」

突然、オレの体が熱くなり始めた。

「…あ…、…が…ッ…!!」

ブルブルと体が震える。
目をカッと見開き、口元からは涎が垂れる。
オレの体は確実に変化していた。
何よりも。
オレの股間の情熱。
それが今まで見たこともないほどに大きく、最大級に勃起していたのだ。

「…ほ…、…芳…ネェ…!!」

「フフフ。どう、翼ちゃん?元気になったでしょ?」

「うわああああっっっっ!!!!」

オレの息が上がりまくっている。
ムラムラとした感情と、それを解放したい気持ちと2つのおぞましい感情がオレを支配している。

「…ほ…、…芳…ネェ…ッ!!」

(早くッ、オレを、イかせてくれッ!!)

そう言おうとしてグッと口を閉じた。

「イきたいでしょ、翼ちゃん?」

そう言うと芳ネェは再びオレの情熱を上下し始めた。

グチュグチュ、グチュグチュ…!!

「んああああっっっ!!」

その時は瞬時にしてやってきた。

「ああああっっっ!!イクッ!!イクッ!!」

そう言って腰を突き上げた時だ。
いきなり芳ネェが手をぱっと離した。

「ん…あッ!!んあッ!!」

ビクビクと揺れるオレの情熱。
その先端からはドロドロと涙を流しながら。

「んふふ。イきたいんでしょぉ、翼ちゃん?」

そう言うと芳ネェは再びオレの股間の情熱を掴んだ。

「そぉれっ、イっちゃえぇぇっっ!!!!」

次の瞬間、オレの股間から物凄い快楽が全身を駆け巡った。

グチャグチャグチャ…!!

「うぐわああああっっっっ!!!!」

再びこみ上げてくる感情。

「…ほっ、…芳ネェ…ッ!!」

次の瞬間、芳ネェは再びオレの股間を離した。

「うわああああっっっっ!!!!」

「『イかせて』って言わないとイかせてあげないよぉ?」

そう言って芳ネェはその後も何度か同じことを繰り返した。
オレがイきそうになると扱く手を離し、オレの射精感が遠退き始めたのを見計らって再び情熱を上下する。

「ああああぁぁぁぁッッッッ!!ひがああああッッッッ!!!!」

狂っていた。
この時、オレは冷静に物事を判断することを完全に見失っていた。

「イきたい…」

次の瞬間、オレは目をギュッと閉じ、

「オレをッ、イかせてくれぇぇぇっっっ!!!!」

と絶叫した。

グチュグチュグチュグチュ…!!

芳ネェの、オレの情熱を扱く手の動きと淫猥な音が響いた瞬間、

「イクッ!!イクゥゥゥッッッ!!うおおおおッッッッ!!!!」

とオレは叫び、腰をグンと突き上げた。

ドビュッ!!ドビュドビュッ!!ビュクビュクッ!!

オレの情熱からは白濁の涙が再び大量に溢れ出した。

「…う…」

全身の力が一気に抜け、オレはガクリとテーブルの上に伸びた。
その時だった。

「…や…った…!!」

魁の声が聞こえた。

「…芳…ネェ…?」

目の前の芳ネェがガッツポーズをしている。

「やったぜ!とうとうチィ兄ィを恥ずかしい目に遭わせたぜ!」

「あわわわわ…!!」

遠くでマンドラが声を震わせている。
その時だった。

「…う…」

芳ネェがいきなり床に崩れ落ちた。

「ほっ、芳ネェッ!?」

オレが顔をグッと上げ、芳ネェを見た時、芳ネェのマスクは外れていた。
そして中から現れた顔を見た瞬間、オレは顔が真っ青になった。

「…か…、…魁…ッ…!?」


第26話へ戻る    第28話へ進む


メニューに戻る