悪夢のループ 第2部第11話


「…んッ…、…んん…ッ!!」

ビクビクと体を跳ねらせ、時折声をあげる走。
その目は開いたり閉じたりを忙しく繰り返す。
ただその瞼は閉じられることの方が多かった。

「…そろそろ終わりか…」

岳がニヤリとして言った。
その口元からは涎と精液が垂れていた。

「ご苦労だったな、岳、テツ」

扉が開いて、ダークオルグが入ってきた。
そしてズカズカと走の隣りにやってきた。
そして少しずつ萎え始めている走の股間をキュッと握った。

「!」

体を跳ねらせはするが、走が声をあげることはない。

「完全にくたばったか?」

そう言うとダークオルグは走の股間に顔を近付けた。

「…」

走の股間の臭いが鼻を突く。
その股間はピクピクとしているものの、少しずつ縮小し始めている。
ダークオルグは走の股間をゆるゆると上下した。

グチュッ、グチュッ…!!

走の股間から溢れ出している精液がグチュグチュと淫猥な音を立て、そこからドロドロと流れた。

「おおっと、勿体無い!最期まできちんと吸い取っておかなければ!」

そう言うとダークオルグは走の股間をゆっくりと口に含んだ。

…クプ…

「…あ…」

一瞬、走が声をあげた。

…グチュ、…ジュル…、…ジュボジュボ…、…ジュブゥ…!!

ダークオルグが頭を激しく上下する。
そうしながら走の股間を強く吸い上げ始めた。

「…うああ…」

走に徐々に苦悶の表情が浮かぶ。
射精した直後に再び股間を弄られれば、苦痛を伴う。
今の走はまさにその状態だったのだ。

グジュ…

「…あああ…!!」

ジュル…

「あああああっっっっ!!」

その時、ダークオルグの体が妖しく光り始め、それは走の体をも包み込んだ。

「はぅあああああっっっっ!!!!」

走が体をこれでもかというくらい弓なりにさせた。

…ビュクッ…!!

一瞬、走の体が跳ねた。

「…ふ…」

走がゆっくりと息を吐き出す。
と同時に、走の全身から力が抜けた。

ゴクンッ!!

ダークオルグが走のエネルギーを飲み込み、そのまま2、3度軽く頭を上下した。

「ご馳走様♪」

ダークオルグがニヤリと笑った。

「…さて…」

クルリと振り向く。
その目はギラギラと輝いていた。

「次はお前達だ!!」

「え?」

次の瞬間だった。

「うぐわああああっっっっ!!!!」

岳が声をあげた。

「…だッ、ダークオルグ様…ッ!!」

岳の腕が捩じ上げられている。

「言っただろう?お前達はオレの奴隷だと。お前達の仕事はオレに奉仕することだと!」

そのままダークオルグは岳の腕を縛り上げ、近くの柱に括り付けた。

「さぁ、俺に奉仕しろよ!!」

そう言うとダークオルグは岳の前にしゃがみ込んだ。

「…あああっっ!!だッ、ダークオルグ様…ッ!!」

するとダークオルグは、岳の股間をスッポリと咥え込んだのである。

「はぁあああああっっっっっ!!!!」

岳が叫ぶ。
とすぐに、

ジュブッ!!…ジュブジュブッ!!

という淫猥な音が聞こえ始めた。

「はっ!!あぅっ!!はぁッ!!ああああっっっっ!!!!」

縛り付けられた岳が腰を捻らせ、顔を真っ赤にさせて身悶える。

ジュブッ!!ジュブジュルッ!!

「あッ!!あッ!!あッ!!」

徐々に声の間隔が短くなってゆく。
そして無意識に岳は腰を振り始める。
とその時、ダークオルグの目がギラリと光った。
ボゥッと妖しく光るダークオルグ。

「んあああああッッッッッ!!!!」

ドブッ!!ドブッ!!ドボッ!!

岳の腰がグンと突き出された。
その瞬間、岳の括約筋がビクビクと揺れ、股間から大量の精液がダークオルグの口に向かって放たれた。

「…あ、…うぅ…」

岳が荒い息をし、虚ろな目をしている。
しかしダークオルグの淫撃はこれで終わったわけではなかった。

ゴクン…!!

ダークオルグが放たれた岳の精液を飲み込んだ。

ジュブッ!!ジュルッ!!

しかしその直後、再びあの淫猥な音が聞こえ始めた。

「ひああああっっっっ!!!!だッ、ダークオルグ様ァッ!!」

岳が絶叫する。
しかしダークオルグは口に岳の股間を咥えたまま離れない。
そして再びボゥッと妖しく光り始めた。

「ひがあああっっっ!!!!」

ドビュッ!!ドビュッ!!ビュクビュク…ッ!!

岳自身も何度も射精していたはずだった。
なのに今、再び無理矢理射精させられたのである。

「…う…」

岳の顔がガクンと垂れる。

…クチュ…

ダークオルグは丁寧に岳の股間を舐め取ると、ゆっくりと立ち上がった。

「…フ、…フフフ…!!」

その口元には、走と岳の精液がべったりとこびり付いている。

「…素晴らしい。…百獣戦隊ガオレンジャー…、…いやいや、淫獣戦隊ガオレンジャーの最期のエネルギーを吸い取れるとは…!!」

「…あ、…あぁ…」

背後でテツがガクガクと震えている。
するとダークオルグはちらりとテツを見た。

「お前はここまではせぬ」

「…え?」

一瞬、ほっとしたような、少し物足りないような表情をしたテツ。

「お前はこいつらが復活するまでのオレの遊び相手だからな!」

瞬時にして顔を凍らせるテツ。

「こいつらであれば、2〜3日もすれば完全に回復するだろう。岳は淫猥さが増し、今まで以上に自ら奉仕するはず。そして走は…」

ダークオルグはそう言って走の股間をゆっくりと踏み付けた。

グジュッ!!グジュゥゥゥ…!!

「コイツは次に目覚めた時、新たな性の快感に目覚めているはずだ。ここまでオレや岳、それにテツが奉仕したのだ。次に目覚める時はきっと、プライドよりもそっちの方が勝っているはずだ…」

そう言うとダークオルグは走をゆっくりと担ぎ上げた。

「次に目覚めたら、その時はたぁッぷりと楽しませてくれよ、ガオレッド!」

そう言って走を担いだまま、部屋を出た。

「だッ、ダークオルグ様ッ!!」

テツは慌てて岳を外す。
そして岳を背負い、後に付いて出ていった。
走と岳は今、抜け出ることのない、性のループに向かって、自らの運命を歩き始めたのだった。

 

(終)


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