非番の情事 第47話
「…はぁ…、…はぁ…」
センは大きく息をしながらペニスをゆるゆると扱き続けている。
そこからビュクビュクと精液が飛び出し、目の前にいるバンの顔を真っ白にしていく。
バンの表情は心なしか笑みを浮かべているようだ。
「…淫乱なヤツ…」
センは改めてバンの体を見る。
デカレッドの光沢のある、体のラインを際立たせるスーツを着てだらしなく足を伸ばしているバン。
その股間の穴からは真っ黒なペニスを出し、そのペニスは勃起することなく、それでもピクピクと動いている。
その顔からセンが放った精液がトロトロと垂れている。
「…さぁ、お前の大好きなオレのエネルギーだ。きちんと味わえよ?」
「…はい…」
バンはそう言うと顔中に塗り付けられたセンの精液を手や舌を使って丁寧に舐め始めた。
その姿を見たセンの背中にゾクゾクという電流が流れた。
(…最初はあんなに嫌がっていたのに…)
暫くするとバンは、
「顔を洗ってくるよ!」
と言って部屋を出て行った。
「さぁ、処刑の時間だ、デカレッド!」
センはそう言うと戻ってきたバンを再び仰向けにした。
「オレのエネルギーを今度は下から注いでやる」
センはバンの足をグイッと持ち上げ、双丘に自分の勃起したペニスを当てがった。
「…うあぁ…」
バンがトロンとした表情でセンを見る。
「…完全にオレの性奴隷になっちゃったね、バンは?」
センがそう言うとバンは、
「…だってさぁ、…センちゃんの攻撃に物凄く感じちゃうんだ。…早く、…挿れて下さい…。…オレの中をセンちゃんのでぐちゃぐちゃに掻き回して…」
と言った。
「…覚悟しろよ?」
センはそう言うと前戯もなく、そしてローションを付けることもなく、一気にバンの中にぶち込んだ。
「…ひぅ…ッ…、…ああああッッッ!!!!」
バンが悲鳴をあげる。
「痛ってぇぇぇッッッ!!」
バンが絶叫する。
そして無意識に身を捩じらそうとした。
そうはさせまいとセンはバンの肩を掴み、がっしりと固定する。
そして間髪置かずに腰を動かし始めた。
ズチュッ、ズチュッ!!
「ああッ!!ああッ!!」
バンがセンの腰の動きに合わせて悲鳴をあげる。
バンの中は相変わらず温かくて、尻の筋肉の締め付けが凄い。
バンの尻がセンのを締め付けるたびに、センをこの上ない快感が襲う。
「…ああ…。…気持ちいいよ、…バン…」
センはそう言うとバンにキスをした。
「…んッ、…ふっ…!!」
クチュクチュと淫猥な音が響く。
いつしかバンはセンの首に腕を回し、しっかりと抱き付いている。
センは少しずつ腰使いを速くし始めた。
と同時に腹を使ってバンのペニスを刺激する。
グチュッ、グチュッ!!
「んんッ!!んんッ!!」
バンが声をあげるが、やはりペニスは勃起しない。
完全に麻痺しているようだ。
それでもピクピクとそれは動き続けている。
「さぁ、どうしてほしい、バンん?」
「…セ、…センちゃん…」
顔を真っ赤にさせ、目からは涙、口元からは涎を垂らし、ぼぉっとした表情でセンを見るバン。
「…オレの中に、…センちゃんのエネルギーを…、…注いで…。…オレは、センちゃんの性処理道具だから…」
「…我慢の限界…!!」
センは物凄い勢いで腰を動かし始めた。
グチャ、グチャ、グチュッ、グチュッ…!!!!
「んああああッッッ!!」
バンが絶叫する。
「…イクッ!!」
ブシュッ!!ブシュゥゥゥッッッ!!!!
センは小さく呟くとバンの奥深くにペニスを突き刺し、その中に再び精液を放った。