僕だけのヒーロー 第50話
「「ぐぅわあああああっっっっっ!!!!」」
僕が手にしていたもののスイッチを入れた途端、竜也さんとドモンさんの叫び声が部屋中に響き渡りました。
「ああああっっっっ!!!!」
「うおおおおっっっっ!!!!」
2人とも体をよじらせたり、腰を前後に振ったり、首をぶんぶん横に振ったりしてもがいています。
「凄い…!」
僕は思わず息を飲みました。
同時に、僕のアソコにはひんやりとした感触が。
僕のアソコはパンパンにテントを張り、スーツをグイグイと押し上げていました。
と同時に、その先端はぐっしょりと濡れ、その部分は光沢を失っていたのです。
「こんなに簡単に上手く行くとは思いませんでしたよ…」
僕が手にしているリモコンからは導線が延び、それは途中で枝分かれして、1つは竜也さんの、もう1つはドモンさんのアソコに巻き付いているものに繋がっていました。
そして竜也さんとドモンさんに巻き付いているものはヴヴヴ…と言う小さな振動音を立てています。
「ああああっっっっ!!!!やッ、止めろぉぉぉぉっっっっ!!!!止めてくれええええっっっっ!!!!」
竜也さんが顔を真っ赤にして叫びます。
僕は一度、2人のリモコンスイッチを切りました。
「…クッ、…はぁ…、…はぁ…!」
竜也さんが荒い息をして僕を睨み付けます。
「ああっ!ああっ!ああっ!」
一方のドモンさんは腰をガクガクと振り、切なそうな表情で僕を見つめます。
ドモンさんのアソコの先端からは先走りが溢れ、床と淫猥な糸で繋がっていました。
「いかがですか、新型『エビル・サンダー』の味は?」
僕はそう言うと竜也さんに抱き付きました。
「先端のくびれ1点だけを筋側から責めるより、ココ全体を責められるのって気持ち良いでしょう?」
そう言いながら僕は竜也さんの大きく勃起しているそれをそっと握り、擦るように上下し始めました。
「…あッ!…んッ、…んんッ!!」
僕の手の動きに合わせて、竜也さんが喘ぎます。
と同時に、
…キュッ、…クチュッ!!
という淫猥な音も響き始めました。
「わぁ〜、竜也さん、感じちゃってるんですねぇ?」
僕がわざと揶揄すると、竜也さんは顔を真っ赤にし、プイッと顔を背けました。
「あ〜、反抗的ぃ!」
僕はそう言うと、手にしていたリモコンのスイッチを再び入れました。
ヴヴヴヴ…!!
「「ぐあああああっっっっっ!!!!」」
その途端、竜也さんとドモンさんが同時に声をあげました。
「更にこうするとぉ…?」
僕はスイッチの横にあるツマミを少しずつ回し始めました。
ヴゥゥゥゥ…ン!!
すると今まで小刻みだった振動音が更に小刻みになってきたのです。
「「あああっっっ!!あああっっ!!あああっっ!!!!」」
竜也さんもドモンさんも、壁が壊れるんじゃないかと言うくらいガタガタと動き、必死にこの快感から逃れようとしています。
「…たっ、頼むゥッ!!…シ、…シオンんッ!!…も、もうっ!!…止めてくれぇぇぇっっっ!!」
顔を真っ赤にした竜也さんが叫びます。
僕の頭上から降ってくる淫猥な唾がまた僕の興奮を掻き立てます。
とその時でした。
「ああああっっっ!!だッ、ダメだぁぁぁっっっ!!イッ、イクゥゥゥゥッッッッ!!!!」
突然、ドモンさんが叫び始めたのです。
目をカッと見開き、体は弓なりになり、全身をブルブルと震わせています。
そして、
グジュグジュッ!!グジュグジュッ!!
とアソコは淫猥な音をさせています。
「おぉっとぉぉっ!!」
僕は次の瞬間、リモコンのスイッチを切りました。
「…ッ!!…くは…ッ、…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
竜也さんは一瞬、息が止まったようになり、その後は荒い息をするだけでした。
ところがドモンさんは。
「ぐああああっっっ!!ああっ!!ああああっっっっ!!!!」
本当に野獣のようでした。
寸止めされたことで狂ったように体を捩じらせたり、腰を前後に振りまくるので、お尻が壁にぶつかってパンパンと音を立てたり。
「フフフ。…どうですか?」
僕はリモコンを持って、再び2人の前に立ちました。
「…くれ…」
竜也さんが何かを呟きました。
「え?」
「…もう、…止めて…くれ…。…シオン…様…」
「え〜、止めちゃったら面白くないでしょう?」
「お願いです、シオン様ッ!!もう、お許し下さい!!」
竜也さんが凄く切なそうな顔をして言います。
すると隣りから、ドモンさんが、
「お願いです、シオン様ッ!!オレを、この淫乱なオレを、イカせて下さいッ!!」
と言ってきました。
「僕はもっと楽しみたいんですけどねぇ〜」
そう言うと僕は再びリモコンのスイッチを入れました。
ヴヴヴヴ…!!
小刻みな音と同時に、
「「はぅあッ!!」」
という2人の声。
「今日は2人のヒーローの処刑なんですよ。僕の目の前で全て搾り出そうと思いましてね。まるでこの間のシナリオのように!」
この間のシナリオと言うのは、先日、竜也さんと一緒にヒーロー処刑プレイをした、あの時のシナリオのことです。
「今日はそれをリアルに再現しようと思いましてね!」
そう言うと僕はリモコンのツマミを回し始めました。
ヴゥゥゥゥン!!
「「ぐわああああっっっっ!!!!」」
再び、竜也さんとドモンさんが狂ったように叫び、もがき始めます。
顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて快感と戦おうとする姿はまさにやられているヒーローそのものでした。
「ああああっっっ!!シッ、シオン様ァァッ!!」
ドモンさんが叫びます。
「イ、イクッ!!イクッ!!イクゥゥゥッッッ!!」
ドモンさんの体が再び弓なりになりました。
僕はニヤリとすると、再びスイッチを切りました。
しかも今度はドモンさんのだけ。
「があああっっっっ!!ああっ!!ああっ!!あああああっっっっ!!」
ドモンさんが発狂寸前です。
「ああああっっっ!!」
今度は竜也さん。
「…オレもッ!!…イクッ!!」
その瞬間、僕は竜也さんの方のスイッチも切りました。
「はあああっっっっ!!!!」
竜也さんが身を捩じらせてよがり狂います。
「「…はぁ…、…はぁ…ッ…!!」」
「どうですか、竜也さん、ドモンさん?」
僕は勝ち誇った顔で2人を見ます。
「…シ、…シオン…様…ぁ…!」
竜也さんが僕を見ます。
竜也さんのアソコは真っ赤になり、淫猥な糸がトロトロと溢れ続けます。
「…もう、…勘弁して下さい…!…オレを…イカせて…下さい…!!」
ドモンさんに至っては、淫猥な糸と言うよりも雫がボタボタと床に零れています。
「じゃあ、今までにないくらい、最大の快感を与えてあげましょう。永遠に僕だけのヒーローでいてくれるように」
「そんなことしなくても、オレ達はずっとシオン様のヒーローでいるよっ!!」
竜也さんが叫びます。
「そうだぜ!お前が助けてって言ったら全力で助けてやるし、何かあってもオレ達が絶対に守ってやるから!」
今度はドモンさん。
ちょっとびっくりでした。
「…いや、マジで答えなくてもいいんですけど…」
ちょっと戸惑ってしまいました。
「…でも気持ち良いことはして欲しいでしょう?」
僕がそうやって言うと、2人は大きく首を縦に振りました。
「…やれやれ。淫猥なヒーローですねぇ…」
僕はそう言うと、ツマミを最大限まで回し、スイッチを入れました。
ヴウウウウウウウンンンンンンッッッッッ!!!!
その瞬間でした。
「「ぐぅおおおおああああああっっっっっ!!!!!!」」
今までにないほどの雄叫びが僕の耳を劈きます。
「ああッ!!ああッ!!あああああああッッッッッッッ!!!!」
竜也さんが体をグインと弓なりにして絶叫します。
「ぐおおおおおおおおッッッッッッ!!!!」
ドモンさんも同じように体を弓なりにし、ブルブルと震わせています。
やがて。
「「あああっっっ!!あああっっっ!!イクッ!!イクッ!!イクウウウウウッッッッッ!!!!」」
2人の声が同時に上ずりました。
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュウウウウウウッッッッ!!ビュウウウウッッッッ!!
竜也さんとドモンさんのアソコが物凄い勢いで天の方へ向きました。
と同時に、2人の先端が弾け、そこから濃白色の2人のエネルギーが大きな放物線を描いて飛び出し、数m先の僕の足元までボタボタと飛び散りました。
「…はっ…、…あぁ…、…あぁ…ッ!!」
竜也さんが恍惚の表情を浮かべて大きく息をします。
「うおっ!!うおっ!!うおおおぁぁぁ…!!」
ドモンさんは更に腰をガクガクと振り、最後の一滴まで搾り出そうと下半身をブンブン振ります。
「…凄い…!!」
この時、僕は自分のアソコに違和感を覚えました。
「…あ…!」
僕のスーツのアソコの部分はすっかり光沢を失い、濃白色な液体が浮かび上がっていたのです。
そしてそれは強烈な臭いを発し、淫猥な糸を引いていたのです。
僕もいつの間にか、誰にも刺激されることはなく、射精して果てていたのでした。
「…シオンん…凄い…!」
竜也さんが僕を見て言います。
「…シオン様…イっちゃった?」
ドモンさんまで僕を見て呆然としています。
「お二人の淫らな姿を見ていたら、僕もいつの間にかイっちゃったようです…」
照れ笑いをする僕。
僕はゆっくりと竜也さんのところへ近付き、拘束を外しました。
「…ッ!!」
不意に竜也さんがバランスを崩し、足元に座り込みました。
「竜也さんッ!?」
ドモンさんの拘束を外していた僕は、ドモンさんを外した後、竜也さんの両肩を掴みました。
「…はぁ…、…はぁ…!!」
「竜也さんっ!竜也さんっ!」
すると竜也さんは力なく笑い、
「…この、悪戯っ子が…!」
と言いました。
「…でも…」
竜也さんが僕を抱き締めます。
「癖になりそう♪」
「オレも!」
僕の後ろにドモンさんも寄ってきました。
「こんなかわいいご主人様にいじめられるんなら、毎日されてもいいかなぁって♪」
「そうだな!」
竜也さんはそう言うと僕をゆっくりと倒しました。
「わっ!」
気が付くと僕は、床の上で竜也さんに腕枕をされていました。
「…竜也…さん?」
横を向くと、竜也さんの優しい笑顔がありました。
「オレ達で、必ずシオンを守るからな!」
「そーそー。何てったって、シオンはオレ達のかわいいご主人様だからな!」
ドモンさんも横になり、僕を腕枕します。
いつの間にか僕は竜也さんとドモンさんに挟まれ、一緒になって横になっていたのです。
「好きだよ、シオン」
「オレも、シオンのこと、好きだぜ」
「僕も、竜也さんもドモンさんも大好きです!」
すると竜也さんとドモンさんは、僕の両側から両頬にキスをしてくれました。
その後。
僕達はいつの間にか、心地良い眠りに落ちていたのでした。
赤と黄色の腕枕に僕が寝そべり、僕のお腹の上でもう1つの赤と黄色の腕が手を繋ぎ合い、僕は前からの後ろからも、そして横からもスッポリと包まれていました。
それが何だか物凄く心地良くて。
僕は本当に竜也さんとドモンさんに守られているんだなぁって思ったら本当に幸せでした。
今までも、そしてこれからも…。
(終)