僕だけのヒーロー 第33話


…ジュルッ…、…ジュボ…ジュボ…!

朦朧とする意識の中で、僕は淫猥な音を聞いていました。
それと同時に僕は下半身に違和感を覚えていました。

「…ん…」

うっすらと目を開け、下半身を見ようとしてゆっくりと頭を上げました。

「…!!」

そしてそれが何なのかが分かった時、僕の顔は真っ赤になりました。

「…ん?」

そこにはタイムイエローにクロノチェンジしたドモンさんがいました。
しかも。
ドモンさんの口の中には、僕のアソコが。
射精する瞬間にドモンさんが僕の大きく屹立したアソコをスッポリと咥え込んだのは覚えていました。
そして、ドモンさんの口の中に発射したことも。
その時でした。

…ゴクン…!

「う、うわああああっっっっ!!」

僕は目をカッと見開いて、思わず叫び声をあげました。

…ジュルッ、ジュボジュボ…!!

同時にドモンさんの頭が何度か上下し、僕のアソコを優しく舐め上げます。
そしてぷはっとそれを離した瞬間、

「あ〜息苦しかったぁ〜!」

とドモンさんが大声で言いました。

「シオン、イっちまってから気絶するんだから。その間、ずぅっとご奉仕してたんだぜぇ?」

「ドッ、ドモンさんッ!!」

僕は慌てて起き上がり、ドモンさんに掴みかかりました。
ドモンさんはニヤニヤとしています。

「なッ、何てことするんですかッ!?」

「…?何が?」

僕は顔が真っ赤になっているのが分かりました。

「…僕の、…僕の…」

「精液を飲んじゃったってか?」

「わああああっっっ!!」

ドモンさんって、どう言う神経をしてるんでしょう。
恥ずかしいことをポンポン言えるなんて…。
その時、ドモンさんは僕を強く抱き締めました。

「…ごめんな。…そして、ありがとう、シオン」

ドモンさんの優しい声が頭上から聞こえます。

「…シオンのだから飲みたかったんだ。かわいくて、大好きなシオンのだから。シオン、ホントは竜也のことが好きだったのに、オレの願いを叶えてくれた」

そう言うとドモンさんは僕を向き合わせました。

「…ドモンさん…」

「これでオレは完全にシオンのナイトになれる」

その時、ドモンさんは再びニヤリとしました。

「でもォ、気絶したシオンのアソコをずっとしゃぶっているのもいい感じだったぜ?気絶したヒーローを甚振っているような感じでさ!」

「何ですか、それ?」

僕は可笑しくなってぷっと吹き出しました。
するとドモンさんは再び僕を抱き締めました。

「オレの事なら気にするな。竜也と2人でシオンを守れればそれでいい。シオンはオレの事をナイトと思ってくれればそれでいい。オレはシオンの言うことなら何でも従う。シオンがオレを甚振りたかったらいくらでも甚振ってくれ!」

ドモンさんの気持ちが凄く伝わってきました。
思わず泣きそうになりました。
僕はドモンさんの背中に腕を回し、ギュッと締め付けました。

「…シオン?」

「ありがとうございます、ドモンさん」

「おう!いくらでも力になるぜ。シオン様のためなら!」

「…それじゃぁ!」

僕はそう言って体重をドモンさんの方にかけました。
そのまま僕とドモンさんは再びベッドの上に倒れました。

「…シオン…様?」

ドモンさんがちょっと戸惑いながら僕を呼びます。
僕の心臓はドキドキと早鐘を打っていました。
僕の体の下にいるドモンさんにも伝わってしまうのではないかというくらい。

「…何でもいいんですね?」

ドモンさんの口から離れて、一時はおとなしくしていた僕のアソコは再び熱を帯び始めていました。
と同時にドモンさんのも硬くなっているのが分かりました。

「…甚振りたい?」

ドモンさんニヤリとします。
でも少し顔を引き攣らせているのが笑えました。

「甚振っていいですかぁ?」

「…どうぞ。…そういう約束ですから。…この間みたいにめちゃくちゃにして下さい」

次の瞬間、僕はそっとドモンさんにキスをしました。

「…ん…、…はぁ…」

…チュッ、…チュッ…!

ドモンさんと唇を合わせ合います。
舌を絡ませ静かに抱き合います。

「…シオン…様…ぁ…」

僕は何も言わず、ドモンさんと唇を合わせ続けます。
と同時に右手を少しずつドモンさんのアソコへ伸ばしてゆきます。
そしてその指先がドモンさんのアソコに到達した瞬間、

「…んッ…!!」

と言ってドモンさんが体をビクリと跳ねらせました。

「たぁっぷり『奉仕』してあげますね、ドモンさん!」

僕はそう言ってニヤリと笑いました。


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