課外授業 第24話


「…んッ、…クッ、…うぅ…ッ!!」

「あ〜あ、イっちゃったねぇ、変態翼ちゃん」

情けない。
姉である芳ネェにオレの男としての象徴である股間の情熱を弄られ、勃起させ、尚且つ、射精させられた。

「…か…は…!!」

大きく息をするとオレは全身の力を脱力させた。

「フフフ。気持ち良かった、翼ちゃん?」

芳ネェはそう言うと、オレの腹の上からゆっくりと降りた。

グチュ…

芳ネェが降りたのと同時に、オレのスーツの中で溜まっている精液が擦れて卑猥な音を立てた。

「…ほ、…芳ネェ…!」

ぼぉっとする意識の中、マジピンクに魔法変身している芳ネェを見るオレ。

「でもまだまだよォ♪」

「え?」

言うが早いか、芳ネェが再びオレの股間をキュッと包み込んだ。

「はうッ!!」

ビクビクと電流を再び浴びせられたような感覚。
快感の波がオレを確実に押し流している。

「お姉ちゃんがぁ、もっとぉ、気持ち良くしてあげるね!」

そう言うと芳ネェは、オレの股間を握っている手を再び、ゆっくりと動かし始めた。

…グチュ…、…クチュ…

「…あ、…はぁ…。…ふ…、…んん…ッ…!!」

射精したばかりの情熱をマッサージするように、優しく揉み込む芳ネェ。
それがスーツの中で動くたびに、吐き出した涙と擦れて淫猥な音を作り出す。
同時にスーツの光沢が色をどんどん失っていく。

「すっごい出たんだねぇ、翼ちゃん」

芳ネェが驚いたように声をあげた。

「それにすっごい匂い。元気なんだね、翼ちゃんは」

「…ほ、…芳ネェ…」

気持ちいい。
もっと、もっと…。

「じゃあ…」

すると芳ネェはオレの股間の情熱を握り直した。

「んッ!!」

体に少し電流が走る。

「もっとイかせてあげる!」

言うが早いか、芳ネェはオレの情熱を、今度は激しく上下させ始めた。

「んんんッッ!!んああああッッッッ!!!!」

突然のことにオレは叫んだ。

グチュグチュグチュ、グチュグチュッッッ!!!!

「ぐぅわああああっっっ!!!!痛ってェェェッッッ!!!!」

射精した直後の情熱を再び激しく弄られる。
痺れに似た痛みが襲う。

「痛てぇんだよォォォッッッ!!!!芳ネェェェェッッッ!!!!」

「ほぉらほらほら!気持ちいいでしょぉ!?」

面白そうに言う芳ネェ。

「止めろォォォッッッ!!止めてくれェェェッッッ!!!!」

オレはますます叫び声を大きくする。

「あんまり大声出すと、マンちゃんが目を覚ましちゃうよォ?」

「ッ!?」

芳ネェの言葉に我に返るオレ。
頭もとにマンドラがスヤスヤと寝息を立てている。

「…ん、…ん〜…」

時々、魘されるように鉢の中でもぞもぞと動いている。

「…くっ、…そぉ…ッ!!」

オレは歯をキュッと噛み締めた。

グチュグチュグチュ、グチュグチュグチュ…!!

「…んッ!!…クッ…!!…あッ!!…あぁ…ッ…!!」

我慢しようとしても声はあがってしまう。
というか、芳ネェがわざとオレに声をあげさせようとしている。

「さぁ、変態翼ちゃん。もう1回イクのよぉっ!!」

そう言うと芳ネェは、オレの情熱を上下している手の動きを更に激しくした。

グチュグチュ、グシュグシュ!!

「ぐあああああッッッッ!!!!」

痛い。
でもそれ以上の快感が押し寄せてくる。
そうこうしているうちに下腹部にあの快感が。

「あああああッッッッッ!!まッ、またッ!!」

オレは無意識に腰を突き上げた。

「イクッ!!イクイクッ!!うおおおおおッッッッ!!!!」

ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュ!!

2回目だというのに物凄い勢いで涙がスーツを飛び出してきた。

「…はぁ…、…はぁ…。…クッ、…うぅ…ッ…!!」

とその時だった。

「ななな、何をやってるでござりますですかぁッ!!」

キィンとした声がオレの耳を劈いた。
それが、オレを更に辱めるプレリュードとなった。


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