課外授業 第22話
「…んッ、…くぅ…ッ、…か…は…!!」
魔法変身した芳ネェの手のひらにオレの男としての象徴が包まれている。
オレを大の字に拘束しているだけならまだしも、身動きの取れないオレの胸を妖しく触り、その刺激でオレの体は正直に反応してしまった。
「…おっきいのねぇ、翼ちゃんのココ」
芳ネェが息を飲んだのが分かった。
オレの股間の情熱は熱を帯び、芳ネェが少し指を動かすだけでピクピクと脈動する。
それを芳ネェも感じているに違いない。
「でもまだ、少しフニャフニャかな?」
クスッと笑った。
「…ほ、…芳ネェ…ッ!!…頼むから、…もう止めてくれ…。…コイツを、解いてくれ…」
恥ずかしいったらありゃしない。
姉貴だぞ?
姉弟だぞ?
家族だぞ?
小さいガキならまだしも、片や22歳、片や19歳のいい大人だぞ?
そんな姉貴にオレは象徴を触られている。
「やぁだ♪」
芳ネェの声が現実に引き戻した。
「だぁってぇ、翼ちゃんのココ、まだフニャってしてるんだもん。お姉ちゃんがぁ、もっと硬くしてあげるッ!!」
そう言うと芳ネェはオレの象徴を包み込んでいた手を動かし始めた。
「ああっ!!」
その瞬間、オレの体にとてつもないほどの電流が流れた。
「…あッ、…ふッ…、…クッ、…ああッ!!」
芳ネェがオレの象徴を妖しく撫でる。
膨らんだものを上から下へ、そしてその下まで優しく。
そしてその手が下から上へ戻ってくる時、その膨らみで一番感じる部分を撫で上げる。
オレの中で快感が増幅されていく。
「…翼ちゃん、少しずつ硬くなってきたわよ♪」
そう言うと芳ネェはその手の動きを少しだけ速くした。
「んあああっっっ!!やッ、止めろォォッッッ!!」
思わず声をあげる。
と同時に、オレの呼吸が少しずつ荒くなっているのも分かった。
体が熱い。
芳ネェの刺激がオレを確実に狂わせている。
目はぼぉっとなり、手足の感覚がなくなりつつある。
下半身から来る快感にとろけそうになっている自分がいる。
オレの股間の象徴は完全体になり、芳ネェの手の中でビクビクと暴れている。
芳ネェの刺激が伝わるたびに、それはビクビクと脈動し、同時にオレの体を跳ねらせる。
(…気持ちいい…)
股間にじぃんとした痺れを感じたその時だった。
「…あ、あら?あらあら?」
突然、芳ネェが素っ頓狂な声をあげた。
「?」
「ちょっとぉ、翼ちゃぁん。ココ、濡れてきてるんですけどォ♪」
芳ネェがクルリとオレの方を振り向いた。
そしてほんの少しだけ体を浮かせ、オレ自身の股間を見えるようにした。
「…う、…うぅわああああっっっっ!!!!」
顔が熱い。
真っ赤になっているのが分かる。
オレの黄色のスーツ。
その股間部分が光沢を失っていた。
「…いやぁねぇ、翼ちゃん。そんなに感じちゃったんだ?」
すると芳ネェの顔がオレの目の前まで来た。
「…変態翼ちゃん…」
「うわああああっっっっ!!!!」
恥ずかしさに声をあげるしか出来ないオレ。
オレは目をギュッと閉じ、必死に芳ネェを見ないようにした。
「止めろォォォッッッ!!芳ネェッ!!もうッ、止めてくれェェェッッッ!!!!」
「んふ。まだまだ。お楽しみはこれからよぉ!!」
そう言うと芳ネェはオレの股間を軽く握った。
「んあッ!!」
それでも正直に反応するオレの体。
「マジカル・ショウタァイムッ!!」
芳ネェはそう叫ぶと、オレの股間の情熱をグリグリとオレの腹に擦り始めた。
「ああああっっっっ!!!!」
快感の電流が再びオレの体を駆け巡る。
と同時に、オレは下半身の感覚を失い始めた。
グチュグチュ…
「あらあら、翼ちゃん。どんどん濡れてきてるわよぉ?」
芳ネェが面白そうに声をあげる。
(…気持ちいい…)
オレは快楽に身を委ね始めていた。