課外授業 第13話
「…んッ!!…んあ…ッ!!…ぁぁ…!!」
魁が荒い息をし、喘ぎ続けている。
その体がピクピクと跳ね、それと同時に腰が上下する。
更にその動きに合わせて、スーツから飛び出し、真っ直ぐに突っ立っている魁の情熱の塊がビクンビクンと蠢いた。
その先端からは真っ白い涙が溢れ出し、魁のそれを伝って魁の体へ落ちていく。
「…すっげぇなぁ、魁ぃ…」
オレは僅かに息を荒くしながら魁に言った。
オレの情熱も大きくはちきれんばかりにスーツを押し上げ、今にも突き破らん勢いだ。
その先端はグショグショに濡れ、すっかり光沢を失っていた。
「…チ…、…チィ…兄ィ…」
潤んだ瞳でオレを見つめる魁。
「…僕の、…僕のを…、…食べて…!!」
その瞬間、オレの頭の中に淫猥な考えが浮かび上がった。
「ヤダね!」
「…え…?」
信じられないという表情でオレを見る魁。
「…チィ兄ィ?」
「さっき食べてやっただろ?」
「…でッ、でも…」
体をゆっくりと起こす魁。
その情熱は相変わらずピクピクと揺れている。
「何だよ、魁?そんなに気持ち良くなりてぇのか?」
「…うん…」
「…ンなら…」
オレはそう言って魁の頭をグッと掴んだ。
「お前自身でオナれよ!」
「!!」
魁の目が大きく見開かれる。
「お前がオレの前でいやらしいところを見せたら、そのご褒美で食べてやるよ」
「…うぅ…」
躊躇している魁。
だが徹底的にオレの言う通りにさせるためにはここで引くわけにはいかない。
「あ、そう。じゃぁ、咥えてやらねぇ!」
「そ、そんな…」
暫くすると魁は意を決したのか、ゆっくりと右手を自身へ持っていった。
そしてグローブにそれを包み込んだ。
「んッ!!」
魁が頭を動かす。
その右手がゆっくりと上下運動を始めた。
…キュッ!!…キュキュ…ッ!!…グチュッ!!…グチュッ!!
グローブと魁のそれが擦れ合う音、そして魁のそれからドクドクと溢れ出す涙が淫猥なハーモニーを奏でる。
「…んッ、…は…ぁ…ッ…!!」
魁が淫らに悶える。
「いいねぇ、魁ぃ」
オレの右手も自然に自分の股間へ伸び、それをゆっくりと撫で上げている。
「んッ、んあッ!!」
「ああッ!!ああッ!!」
オレの吐息と魁の吐息とのハーモニーも部屋中に響く。
「…ガマン…出来ねぇ…ッ!!」
次の瞬間、オレはスーツの股間部分に指を立てた。
…ビッ、…ビリビリ…ッ!!
オレは無理矢理自身のスーツの股間部分を引き裂いた。
そしてその中へ手を突っ込んだ。
…ヌチャ…!!
淫猥な音と同時にそこからオレ自身を取り出した。
「ああああッッッ!!!!」
魁が凝視している。
そしてその右手はスピードを上げている。
「オラッ!!咥えろッ!!」
オレはそう言うと強引に魁の口の中へ自身を捩じ込ませた。
「うぐッ!!」
魁の目がギュッと閉じる。
だがその表情とは逆に、魁の舌がオレのそれへすぐに絡み付いてきた。
…チュッ…、…ジュッ…!!
「…ふ…、…ん…!!」
美味しそうにオレのをしゃぶる魁。
その右手は相変わらず自身を扱き続けている。
「ホントはオレのが欲しかったんだろ、魁?」
オレがそう言うと魁はうっすらと目を開き、それまで以上にオレのを愛撫し始めた。
「…んッ、…はぁ…ッ!!…ああ…ッ!!」
今度はオレが喘ぎ始める番だった。
魁の舌、魁の口が絶妙なポイントを突いてくる。
「…兄…ちゃん…」
「…一緒に…、…イこう…。…魁…」
オレはそう言うと魁の頭を固定した。
「…いくぞ…!!」
次の瞬間、オレは腰を思い切り前後し始めた。
「うぐッ!!…グッ…!!」
魁の顔が真っ赤になる。
そしてその目からは涙が伝わり始めた。
「魁も自分のを扱けよッ!!」
オレがそう言うと魁は懸命にそれを扱き始めた。
グチュグチュッ!!ズチュズチュッ!!
淫猥な音が上から下から、様々な角度から聞こえる。
やがてその時が来た。
「んんんんッッッッ!!!!」
「ああああッッッッ!!!!」
ビュクッ!!ビュクビュクッ!!
ドブッ!!ドブドブッ!!
魁の情熱が弾け、何度も射精したのにそれでも真っ白な液体が吹き上がった。
同時にオレは魁の口の中いっぱいに、自身の涙を放出してやった。