課外授業 第1話


「…にッ、兄ちゃんッ!!…やッ、…止めてよッ!!…んっ、…あっは…ぁ…ッ!!」

泣きながら懇願する弟の魁。
オレはそんな弟の泣き声を聞きながら、右手をテンポ良く上下させていた。
オレの右手の中にあるもの。
魁の下半身、大きく勃起した情熱。

グチュッ、グチュッ!!

オレが右手を上下するたびに、魁のそれが小気味良い音を立てる。
今、魁はオレの目の前に大の字に寝転がっている。
しかも手足を縛られて。
というか、オレが縛ったのだが。
しかも魁は生身ではない。
天空聖人から力を授かり、変身した姿だ。
魁もオレも、その昔、地底冥府インフェルシアと戦った天空聖人達の力を授かった「魔法使い」で、その力を借りて「魔法戦隊マジレンジャー」に変身する。
オレは雷のエレメントを持つマジイエロー、そして弟の魁は炎のエレメントを持つマジレッドとして復活した奴らと戦う使命を持っている。

マ〜ジ・マジ・マジ〜ロ!!

そう呪文を唱え、マジレンジャーに変身するのだ。
その途端、オレ達の体をスーツが包み込む。
頭部にはマスクが装着される。
オレは鮮やかな黄色のスーツ。
それは体に密着し、体中の肉付きをくっきりと表す。
特にその密着度は男子の特徴的な部分をくっきりと浮かび上がらせる。
同じように魁も体をスーツに覆われる。
真っ赤な、光沢のあるスーツ。
そのスーツは体に密着し、魁の体つきをくっきりと表していた。
高校生の魁。
大人でもなく、子供でもない。
中途半端に成長した体。
だが1箇所だけ違っていた。
そこをオレは徹底的に責め上げていた。

「オラオラ!気持ちいいんだろ、魁?気持ち良すぎて泣いてるんだろ?」

オレはそう言うと魁の情熱の先端を指でクリクリと刺激した。

「ああああっっっ!!!!」

マスク越しに魁が悲鳴をあげる。
と同時に、

ネチュ!!

淫猥な液体が魁のそこから出てきた。

「ほぉらぁ。こんなに濡れてるじゃん。やっぱりガキなんだよ、魁は」

「…んっ、んあッ!!」

グチュ、グチュッ!!

魁が喘ぐ。
同時に魁の情熱が更に音を大きくさせた。

「これでもお前は自分が子供じゃないって言うのかよ、え、魁?」

グチュグチュといやらしい音を立てる魁の情熱。

「…ッ!!」

魁は黙ったままだ。
必死に屈辱に耐えているようだ。
やがて、

「…あっ!!あっ!!…にッ、兄ちゃんッ!!マジ止めてッ!!」

マスク越しの魁の声が徐々に上ずってきた。
そしてその声が短く、間髪置かずに発せられる。
頭を仰け反らせ、マスクの下からスーツの白い部分が見え隠れする。
そして魁の喉仏がぴくぴくと蠢いているのも。

「何だよ、魁?」

魁の身に何が起こっているのか、オレには分かっていた。
だが、そこで止めるようなオレじゃない。
更に魁を窮地に追い込む。

「何かあるのかよ、魁?」

「…ッ!!」

羞恥に顔を歪ませる魁。
オレは手の動きを少しだけ速くした。

グチュグチュグチュ…!!

「んああああっっっ!!にッ、兄ちゃんッ!!マジで止めてくれぇッ!!」

「お前が止めて欲しい理由を言えばなぁ?」

オレの情熱もパンパンに膨らみ、黄色いスーツを持ち上げている。
その先端が光沢を失っていることくらい、自分にも分かっていた。
マスクの中にオレの荒い息が充満し、ゴーグルの部分を曇らせる。

「…にッ、兄ちゃんッ!!…マジで、…勘弁して…!!」

「だから理由を言えって!」

すると魁は少しだけ黙っていたが、やがて、

「…出ちゃう…」

とポツリと零した。

「…イっちゃうよ…」

「気持ちいいのか?」

オレはニヤニヤしながら魁に尋ねる。
すると魁は、

「…うん…」

と頷いた。

「じゃあ、イっちまえ!」

オレは冷たく言い放つと、その手の動きを更に早く、そして乱暴にした。

「うわああああっっっっ!!にッ、兄ちゃぁぁん!!やッ、止めてくれぇぇぇッッッ!!!!…スーツがっ!!スーツが濡れちゃうよぉッ!!」

グチュグチュグチュ…!!

魁が泣き叫ぶ声が絶え間なく響く。
その股間からはドロドロと情熱の涙が溢れ出ている。
そして。
とうとうその時が来た。

「…ああああっっっ!!イッ、イクゥゥッッ!!」

魁が絶叫し、腰をグンと突き上げた。

ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュ…ッ!!

魁の情熱がビクビクと跳ねた。
そしてそこから大量の魁の涙が飛び出し、スーツという障害があるにもかかわらず大きく飛んだ。


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